カンボジアの縫製工場、90%が中国資本

カンボジアの縫製工場、90%が中国資本
2024年01月31日(水)13時43分 公開
カンボジアの縫製工場、90%が中国資本

<写真:Khmer Times>

 

リサーチ&マーケット社が30日に発表した最新レポートによると、カンボジアの衣料品製造ユニットの約90%が中国企業または中国投資家によって所有されている。

 

カンボジアの繊維・衣料品セクターは1990年代以降、輸出市場において目覚ましい成長を遂げており、このダイナミズムはカンボジアの同セクターにおける強力な比較優位性に大きく起因する。

 

衣料品部門は特に中国からの海外直接投資(FDI)にとって非常に魅力的であり続け、中国の他にはオランダなどヨーロッパの企業も投資している。

 

カンボジアの衣料品輸出は主に欧米諸国向けであり、欧州連合(EU)が最大の市場であり、次いで米国である。

 

報告書はカンボジアのコスト優位性と同分野における労働の専門知識が、主に中国や他のヨーロッパ諸国からの投資の流れを促進し続けていることを強調した。

 

税関総署によると、カンボジアの2023年の衣料品輸出額は81億2000万ドル(約1兆1980億円)相当で、前年の90億3500万ドル(約1兆3340億円)から11%減少している。

 

この減少の原因は世界的な需要の減速が続いているためで、特に欧州連合(EU)において顕著である。

 

 

 

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