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<写真:Khmer Times>
カンボジア政府は、仏教を国教として奨励し、仏教国との国際的な結びつきを強化すること、また、カンボジアおよび世界の平和のために仏教の道を奨励することを目的として、4月8日を「国際仏教の日」として公式に制定した。
この決定は、宗教省のチャイ・ボリン大臣の要請に基づき、フン・マネット首相が8月16日に署名した布告によって正式に発表されたものである。
布告では「国際仏教の日」が、世界における仏教の普及に尽力する国王ノロドム・シハモニの貢献を称えることも特に強調されている。
シハモニ国王は、2014年に日本で「プレア・スリ・ロカ・ダンミカ・ラジャ(世界に仏教を広める徳高き王)」という称号を授与されており、この称号が布告にも反映されている。
フン・マネット首相は宗教省に対し、国際仏教の日を毎年恒例の行事として関連機関と協力して開催するよう指示した。
これには、閣僚評議会や経済財政省などの関係機関が含まれており、国内外のNGOやその他の関係者にもこの日の普及と支援を奨励するように求めている。
祝典は国際的な仏教行事や慣習に合わせて行われ、仏教の教えに対する国民の理解を深めることを目指している。
また、宗教省には毎年、世界仏教サミットの運営機関に対して祝辞と支援を送る権限が与えられる。
仏教僧委員会事務局長である尊師キム・ソンは、この記念日が第6回世界仏教サミットの際に制定されたことに言及し、これは世界の仏教徒コミュニティの大部分を代表するものであると述べた。
同師は、この日が世界中の仏教徒の間で団結と尊敬のメッセージを伝える機会となること、そして国の指導者を敬う意味でも重要であると強調した。
さらに、同師は全ての僧侶と仏教徒に対し、仏教の教えを広め、五戒を守ることで文化的および社会的道徳を支え、国の統一に貢献するように、積極的な参加を呼びかけた。
カンボジアの憲法は仏教を国教として認める一方で、他の宗教や公共の秩序を侵害しない限り、すべての国民に対して宗教の自由を保障している。
フン・マネット首相は、宗教の自由を保護し、宗教間の調和を促進する政府の姿勢を再確認しており、2023年末には宗教活動を妨害する行為を禁止するように呼びかけている。
この措置は、宗教の権利を制限するものではなく、明確さと秩序を確保することを目的としている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。