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<写真:Khmer Times>
9月10日、カンボジア上院議長のフン・セン氏は、韓国の不動産金融グループであるムグンファ信託株式会社の代表、オ・チャンソク氏率いる代表団とソウルで会談を行い、カンボジアへの投資機会について議論した。
会談の冒頭、フン・セン氏は代表団を温かく歓迎し、ムグンファ信託がカンボジアで有望な投資分野を模索することへの期待を表明した。
これに対し、オ氏は会談の機会に感謝を述べるとともに、カンボジアの経済成長への貢献に意欲を示した。
同社は約10年前にカンボジアを訪問し、ガバナンスや投資の可能性を調査していたことを振り返り、今後、保険分野への投資を視野に入れていると説明したという。
さらにオ氏は、韓国の銀行セクターの発展過程を紹介し、1990年代に欧州の公務員制度を採用したことで韓国の銀行業界が欧州以上に発展し、韓国が途上国から先進国へと変貌を遂げたことを強調した。
同社は現在、韓国の主要な14の保険会社の1つに数えられており、韓国の経験をカンボジアに共有したいと述べた。
またオ氏は、フン・セン氏およびフン・マネット首相の下で、同社がカンボジアの公共行政セクターにも参画し、新都市開発や経済全般の発展に貢献することを要請した。
さらに、カンボジアの金融および法制度を研究し、現地企業と協力して銀行市場を拡大する意向も示した。
これに対し、フン・セン氏は同社の投資関心に感謝を表明し、カンボジアの行政システムが数年前に整備されたが、証券市場同様に運営上の課題に直面していることを認めた。
1997年のアジア金融危機後、プノンペンの一部銀行が崩壊し、政府は銀行システムの再編と強化を行ったことも述べた。
フン・セン氏は、ムグンファ信託がカンボジアの法制度を慎重に検討し、既に現地で活動している企業と協力することを促した。
経済、特に銀行や証券市場への信頼が投資誘致の鍵であると強調し、同社の参入を「既に進行中の旅に加わること」と例え、より強固な金融システムの必要性を訴えた。
また、行政セクターに留まらず、投資対象を広げることも提案した。
最後にオ氏はフン・セン氏の提言に感謝し、カンボジアのパートナーと協議を重ね、他分野への投資機会を検討していく考えを示すとともに、カンボジアは韓国との強固な関係を背景に、魅力的な投資環境を提供していると述べた。
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