エアアジア・カンボジア、ベトナム新便を発表

＜写真：Khmer Times＞

エアアジア・カンボジアは地域でのプレゼンス強化を目的に、ベトナム主要都市とカンボジアを結ぶ新たな国際線2路線を発表した。

この動きは同社がシェムリアップとシンガポールを結ぶ便を成功裏に開設したことに続くもので、東南アジアでの路線拡大戦略を示している。  

同社は12月22日からプノンペンとホーチミン市を結ぶ新路線の運航を週4便で開始する。

この路線は両都市間で増加する旅行需要に応えるとともに、観光交流の促進だけではなく、経済的連携の強化にも寄与することが期待される。

ホーチミン市は急成長を遂げるベトナムの経済中心地であり、プノンペンとの接続はビジネス面でも大きな意義を持つ。  

さらに、2025年1月24日にはプノンペンとハノイ市を結ぶ週3便の新路線が運航開始予定である。

ハノイ市は歴史的建築や多様な文化が特徴で、東南アジア、中国、フランスの影響を受けた独特の魅力を持つ都市として知られており、カンボジアからの旅行者にとっても魅力的な目的地となる。  

これらの新路線は同社がASEAN地域におけるネットワーク強化を目指す戦略の一環であり、観光促進や新たな経済的機会の創出を図るものである。

同社はレジャー客だけではなく、信頼性と高頻度の運航を必要とするビジネス客の需要も取り込むことを目指している。  

新型コロナウイルスの影響から旅行業界が徐々に回復する中、このタイミングでの新路線導入は、旅行需要の高まりを受けた適切な対応といえる。

新しい目的地を探索したい観光客や、再び活発化するビジネス関係の構築を目指す利用者に歓迎されることが見込まれる。  

エアアジア・カンボジアの積極的な路線拡大は市場の需要に応じた柔軟かつ前向きな姿勢を示しており、同社が東南アジアの競争が激しい航空業界において重要な役割を担っていることを裏付けるものである。

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