タイ系カンボジア人の少年、タイの学校で不法移民として逮捕

タイ系カンボジア人の少年、タイの学校で不法移民として逮捕
2025年09月01日(月)00時00分 公開
タイ系カンボジア人の少年、タイの学校で不法移民として逮捕

<写真:khmertimeskh.com>

 

タイ東部スリン県の公立校に通う13歳の少年が、違法入国の疑いで校内にて逮捕された。本件はタイ紙『Khaosod』の報道により明らかとなった。

 

少年はカンボジア人の母親とタイ人の継父のもとで育てられており、逮捕当日には母親も同様に不法入国の容疑で拘束されている。

 

少年は3歳のときに継父とともにタイへ渡って以降、タイ語のみを話し、カンボジア語は理解できないとされている。

 

また、教育関係者によれば、学業・音楽・スポーツのいずれにおいても優秀であり、プライマリースクール時のGPAは4.00を記録していたという。

 

今回の逮捕を受け、タイ教育相ナルモン・ピニョーシンワット氏は遺憾の意を表明したうえで、少年が教育委員会(OBEC)を通じて正規に学校へ登録されていたことを明かし、人道的立場からの対応を検討する姿勢を示した。

 

また、当該少年を担当する教師がSNS上で支援を呼びかけたことにも理解を示し、法的支援を含めた徹底的な調査を行うと約束している。

 

さらに、西線教育グループCEOであり、タイ労働・職業訓練省の顧問でもあるオクニャ・ペック・ボレン氏が、少年に対して奨学金を提供する意向を表明したことも報じられている。

 

本件は、出生証明書のみで入国した少年に対する法的扱いの不明確さ、ならびに移民法の手続きにおける厳格性が、子どもの教育権を損なう可能性を示すものとして、国内外の注目を集めている。

 

また、社会的に脆弱な立場に置かれた児童に対する国家の対応の在り方が改めて問われる事例となっている。

 

 

 

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