プノンペン、交通渋滞緩和に向けた新規則を導入

プノンペン、交通渋滞緩和に向けた新規則を導入
2024年12月05日(本日)00時00分 公開
プノンペン、交通渋滞緩和に向けた新規則を導入

<写真:Khmer Times>

 

プノンペン行政は交通渋滞の緩和と道路安全の向上を目的に、大型トラックの市内通行を規制する新たな交通ルールを発表した。

 

この指令は12月2日に施行され、市内への大型車両の進入および退出に関する具体的なガイドラインを定めている。

 

クォン・スレン市長はプノンペンの人口増加と車両台数の増加が、従来は静かな地域であったエリアにも深刻な交通渋滞を引き起こしていると指摘した。

 

特に大型トラックは交通渋滞と事故の大きな要因であり、より厳格な管理が必要であると述べた。

 

新たな規則の下、総重量16トン以下の二軸トラックは昼夜を問わず市内での運行が許可される。

 

ただし、午前5時から午前9時、および午後4時から午後9時のピーク時間帯には、ダウンペン、チャムカモン、7マカラ、トゥールコーク、ボンケンコンといった主要地区での通行が制限される。

 

一方、三軸以上のトラックや21トン以上の車両については、市内への進入は午後9時から午前5時までの夜間に限定される。

 

これらの車両は日中に第三環状道路を使用することが認められているが、特定の地区や道路、橋への進入は禁止されている。

 

また、建設現場への資材供給を行うトラック(砂、土、石材、コンクリートなどを運搬する車両)は特別な許可証を取得する必要がある。

 

許可証には運行時間や目的地までの指定ルートが明記される。さらに、バスについては、別途運行スケジュールとルートが定められる予定である。

 

制限時間内に市内へ進入を試みる車両は、市外の指定エリア(国道1号線から6号線の沿線を含む)で待機する必要があり、市内道路での待機は厳しく禁止される。

 

規則違反が確認された場合、該当車両は無期限に当局によって押収される。運転者は再び道路に復帰する前に交通教育を受けることが義務付けられる。

 

クォン市長は新措置の効果に期待を示し、企業、輸送業者、市民に対し規則順守を呼びかけた。住民や事業主からもこの取り組みは支持されている。

 

新規則の施行および取り締まりはプノンペン警察、軍警察、各区の行政当局によって監督される。

 

 

 

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