プノンペンで高架橋の建設に伴う渋滞が激化、市民から不満の声

プノンペンで高架橋の建設に伴う渋滞が激化、市民から不満の声
2023年03月03日 14時24分 公開
プノンペンで高架橋の建設に伴う渋滞が激化、市民から不満の声

<写真:Khmer Times>

 

プノンペンのモニボン大通りとフンセン大通り、ストリート271の交差点で新しい高架橋の建設プロジェクトが行われており、工事が原因の渋滞が各地で発生し、地元住民から不満の声が上がっている。

 

トゥクトゥクの運転手であるKhengさんによると、大半の道路で発生している渋滞の状況が日々悪化しており、顧客を探して輸送することに通常よりも時間を要し、収入が減少しているという。

 

建設現場周辺に住むChivoanさんは、「ノロドム大通りやモニボン大通りの渋滞が午前8時〜午後5時の間に悪化する。ここ数日は国道2号線とストリート271沿いでも渋滞が激化している。渋滞を緩和するように自治体へ強く求める」と話している。

 

2日、プノンペン副知事のKeut Chhe氏はクメールタイムズに対し、モニボン大通りとノロドム大通り、国道2号線沿いの渋滞が、60mに及ぶ高架橋建設に起因していることを説明し、3日に行われる関係者との会議で渋滞対策を模索する予定であることを明らかにした。

 

また、他の地域の渋滞に関しては当局が解決策を模索しているという。

 

ミエンチェイ区のHem Darith地区長によると、渋滞緩和のためにコミューンや地区へ交通誘導員を配置するとともに、ノロドム大通りやモニボン大通りの渋滞を回避する迂回路を模索する予定である。

 

カンボジア青年ネットワーク協会(CYN)のリサーチ&アドボカシープログラムの責任者であるHeng Kimhong氏は、プノンペンの渋滞が新しいインフラ建設に加え、車両数の増加も原因であることを指摘している。

 

プノンペンでは狭い道路の道端に車が駐車されているようなケースもあり、同氏は政府に対し、効果的な解決策を見つけ、違法駐車するドライバーには罰金を課すように提案した。

 

 

 

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