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<写真:Khmer Times>
カンボジア公共事業運輸省(MPWT)は5日、オンラインメディア「The Cambodia Daily Khmer」が報じた賄賂疑惑に関する記事について、訂正を求める公式声明を発表した。
この報道は世界銀行プロジェクトマネージャーとPoly Changda Engineering社の関係者が賄賂に関与していたとする内容である。
MPWTのフェン・ソビチェアノ国務秘書と世界銀行のブン・ヴェアスナ代表が、Poly Changda Engineering社に国道4号線の保守・修繕契約を与える見返りとして100万ドル以上の賄賂を受け取ったとされている。
記事ではソビチェアノ氏がプロジェクト第4フェーズの責任者として、ブン・ヴェアスナ氏と共に同社と賄賂の手配を行ったと主張している。
また、プロジェクトの入札に参加した14社のうち4社が機密の入札書類に事前アクセス可能であったとも報じられ、これにより特定企業が有利な高額入札を行い、他社が技術基準を満たさないと判断されたという。
これに対し、MPWTは声明を通じてこれらの疑惑を全面的に否定した。
同省によれば、国道4号線の保守契約(143〜186km区間、全長43km)は2022年5月に外国の建設会社に発注されたが、同社が工事スケジュールを守らず遅延したため契約が取り消され、96万9857ドル19セントの保証金が没収されたという。
また、当該契約において違法な合意や交換は一切行われておらず、同省と世界銀行が関与するプロセスは、世界銀行およびカンボジア政府の調達ガイドラインに基づき、透明性を確保して進められていると強調した。
さらに、現時点で43km区間の落札企業は決定しておらず、財務入札書類もまだ開封されていないと説明し、The Cambodia Daily Khmerの報道内容が事実に基づいていないと断じた。
MPWTは今回の報道が誤解を招き、プロジェクトの信用を損なうとして訂正を強く求める姿勢を示している。
併せて、プロジェクトに関する誤情報を正すため、透明性をもって取り組む姿勢を改めて表明した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。