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<写真:Khmer Times>
カンボジア国家警察のサール・テット国家警察長官は3月11日、観光客および外国人投資家からの苦情受付および処理に関する手続きを定めた指針を発表した。
本指針は、治安の確保を通じて、国内に滞在するすべての人々の安全を保証することを目的としている。
背景には、カンボジアの地域社会および国際社会への統合、オープンスカイ政策の導入、ならびに国家観光政策の推進によって、観光業が急速に発展したことがある。
これにより、外国人観光客数は年々増加し、同国は東南アジア地域における人気観光地の1つとなっている。
国家警察はこれまで、観光客および外国人投資家の安全確保に一定の成果を挙げており、訪問者からの信頼も得てきた。
しかし一方で、事故や予期せぬトラブルによって被害を受けるケースも存在し、迅速な支援と的確な問題解決の体制整備が課題とされていた。
今回の指針では、苦情処理における透明性の確保と迅速な対応を主眼とし、観光客および外国人投資家が関係機関に苦情を提出する際の手続きが具体的に示された。
苦情は自筆もしくは印刷形式で作成し、直接関係機関に提出する必要がある。
使用言語はクメール語、英語、フランス語のいずれかとされるが、他の言語でも提出可能であり、その場合はクメール語または指定言語への翻訳文の添付が求められる。
提出先としては、観光警察局、観光警察部門、または首都・地方の各警察署が指定されている。
提出された苦情が根拠に乏しいと判断された場合には却下通知が発行され、申立人は通知受領後15日以内に上級機関への不服申立てを行うことが可能である。
国家警察は本指針の運用を通じて、外国人からの信頼を一層高め、治安維持体制の強化を図る方針である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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