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<写真:Khmer Times>
カンボジア・モンドルキリ州コーニェック郡において、牛の盗難を巡る口論が殺人事件に発展した。
事件は18日午後10時頃、スレサンクム村オーイェ地区にある被害者宅で発生し、聖地クラオル山の管理人であるソーン・ソクホウン容疑者(57)が、農民ヨウン・ヨンさん(67)を殺害したとして州警察に逮捕された。
郡警察副署長スルン・ヴァンナ中佐の説明によれば、容疑者と被害者は旧知の間柄であり、事件当日はともに米酒を飲んでいた。
飲酒中、ソクホウン容疑者は「村人から牛の盗難を疑われている」としてヨンさんに協力を求めたが、ヨンさんはこれを拒否し、逆に容疑者本人を盗難犯として非難したため、口論が激化した。
警察の捜査によると、ソクホウン容疑者は激昂の末、自作の刃物を用いてヨンさんの頭部、首、肩などを少なくとも5回にわたり切り付け、即死させた。
犯行後、容疑者は現場から逃走したが、途中で18歳の青年リアン・リアップさんと遭遇した。
容疑者はリアップさんにも襲いかかろうとしたが、リアップさんはバイクを放棄して森へ逃げ込み、直ちに警察へ通報した。
通報を受けた警察が現場周辺の捜索を行い、被害者の遺体が発見された。
翌19日午前2時頃、警察はクラオル山周辺にて容疑者を拘束し、凶器とみられる刃物も押収した。
現在、ソクホウン容疑者は殺人罪で起訴されており、有罪が確定すれば最長20年の懲役刑が科される見通しである。
容疑者はすでに州裁判所に送致され、法的手続きが進行中である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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