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<写真:Khmer Times>
カンボジア・シェムリアップ州の観光関係者は、アンコール・ワットで発生した落雷事故にもかかわらず、アンコール遺跡群への観光客数は例年通り推移していることを発表した。
観光客の減少は現在の雨季による一時的なものであり、事故の影響ではないと説明している。
シェムリアップ・アンコールガイド協会のキエウ・ティ会長によれば、カンボジアの観光シーズンは10月から3月までの乾季、いわゆる「グリーンシーズン」と、4月から9月までの雨季に大別される。
現在は例年通り観光客が少ない時期であり、今回の事故とは無関係であると強調した。
一方、落雷事故を受けて当局は迅速に安全対策を講じ、アンコール・ワットをはじめとする主要遺跡において避雷針の追加設置作業を開始した。
ティ会長は「観光客の安全を最優先として、アンコール・ワット、バイヨン、タ・プローム、プレア・カンといった主要寺院に優先的に避雷針を設置すべきである」と述べている。
また、カンボジア観光協会理事長のホー・ヴァンディ氏も「観光客の流れは通常通りであり、海外からの予約も継続している」として、事故による観光業への影響を否定した。
さらに「自然災害であり、世界中どこでも起こり得る事象である」との見解を示している。
この落雷事故は5月17日午後5時頃、大雨の中で発生し、写真家1人と女性観光客2人の計3人が死亡、複数が負傷する事態となった。
事故後、観光業界からは再発防止策を求める声が相次ぎ、国家防衛大臣ティア・セイハ将軍が現地を訪問し、安全対策の実施状況を視察した。
視察にはシェムリアップ州知事プラク・ソポーン氏やアプサラ機構のハン・ペウ総裁らも同行した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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