日本とカンボジア、地雷除去支援を深化

日本とカンボジア、地雷除去支援を深化
2025年06月06日(金)00時00分 公開
日本とカンボジア、地雷除去支援を深化

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア地雷対策センター(CMAC)は、日本国際協力機構(JICA)および在カンボジア日本大使館と連携し、「CMAC組織機能強化プロジェクト」第2フェーズの合同調整委員会を開催した。

 

これは2025年3月に開始された技術協力の一環であり、国際協力、技術開発、広報活動の3分野に重点を置いて進められる。

 

会合にはJICAと在カンボジア日本大使館の代表者、CMACのヘン・ラタナ総裁が出席した。

 

今回のフェーズはCMACが策定した2026〜2035年の戦略計画に基づき、その実行能力を高めることを主目的としており、あわせて日・カンボジア間で推進されている地雷対策イニシアチブの一環と位置づけられている。

 

JICAとラタナ総裁は、2024年7月に当時の上川外相がプノンペンで発表したロードマップに沿って、今後の協力の方向性を文書化した。

 

これによりプロジェクトの次段階に向けた準備が本格化する。

 

ラタナ総裁は「日本政府およびJICAの継続的支援に深く感謝している。今回の協力は、CMACの地雷除去能力の向上だけではなく、他国との経験共有にもつながる重要な取り組みだ」と述べ、特に国際訓練機能の強化に期待を寄せた。

 

今後は日本の専門家と連携しつつ、国際訓練・協力、新技術の研究開発、広報活動の3分野において、より具体的な計画策定を進めていく方針である。

 

プロジェクト全体の目的は、カンボジアを地雷対策分野における地域的な訓練拠点とすることであり、デジタル技術や日本を含む各国の革新技術の活用にも力を入れる構えである。

 

 

 

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