Facebookでフン・セン首相を侮辱したとして20歳女性を逮捕

昨年フン・セン首相と皇太后を侮辱する記事をFacebookに投稿したとして、20歳の女性がバンテイメンチェイ州裁判所に告発された。
 
軍事警察の司法長官であるプロム・ゼン氏によると、タイのロングルア市場で果物の露店商を営むモウン・リホール氏は、過去数ヶ月にわたって当局からFacebookの記事を追跡された後、軍事警察によって金曜日の午後に逮捕されたという。
 
リホール氏はFacebook上の投稿で、皇太后とフン・セン首相に対する名誉毀損容疑をかけられている。
 
政府と連携したフレッシュ・ニュース紙とスウィフト・ニュース・デイリー紙は、フン・セン首相を「裏切り者」「殺人犯」呼ばわりするFacebook記事のスクリーンショットを公開した。
 
リホール氏の投稿では、フン・セン首相と皇太后が、ベトナム人を軽蔑する言葉でもある 「ユオン(yuon)」と表記されていたという。
 
ゼン氏は、リホール氏が出稼ぎ先のタイからポイペトの自宅に帰った際に逮捕したと述べ、当局は自発的に動いたと付け加えた。
 
同氏は「誰かが告訴したわけではないが、当局と検察官はリホール氏の行動が危険なものだと判断した。」と述べた。
 
ゼン氏によれば、リホール氏は記事の投稿を認めたが、彼女は同様の記事を投稿している「イヤー・キムセン」というユーザーに影響されたと語ったようだ。
 
裁判所はリホール氏を、刑法第307条および第496条に基づく侮辱罪と扇動の罪で告訴した。
 
リホール氏は、フン・セン首相が2015年12月に首相を侮辱するネット記事に対して警告を発して以来、実際に逮捕された最初の容疑者である。
 
リホールは合計1,600万リエル、すなわち約3,920ドルの罰金を課せられ、併せて最高3年の懲役に処された。
 

権利団体アドホックの上級調査員であるソエン・セン・カルーナ氏は、リホールを「教育」する方が、過度の罰則を与えるより好ましいと述べた。
 
同氏はまた、カンボジア人がソーシャルメディアにおいて意見を述べたために逮捕される事例が多いことに対して懸念を表明した。
 
「もし政府が、私たちが懸念しているこの種の事件に対して同様の行為を続ければ、さらに多くのカンボジア人が逮捕されるだろう」と述べた。

http://www.phnompenhpost.com/

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