カンボジアの精米 中国への輸出基準クリア

カンボジアの精米 中国への輸出基準クリア
2016年12月11日 00時00分 公開
カンボジアの精米 中国への輸出基準クリア

中国への輸出許可を申請した50の精米業者のうち半分以上が中国からの検査団による米の安全基準検査に合格した。しかし、農業省によると輸出を始める前に北京政府から正式に許可を受ける必要があるという。




ヒーン・ヴァンハン農業省次官は中国の国家質量監督検験検疫総局派遣の検査官4人が先週カンボジアに訪問し、精米された米を検査したと発表した。27のカンボジアの精米業者が、中国が定める衛生保健及び植物衛生基準(SPS)を満たし、中国へ向けて輸出する権限を与えたという。

「安全な米を中国に輸出するため、カンボジアで生産された米に人体へ影響を及ぼす物質が含まれていないかを確認しなくてはならない。中国政府からの米の輸出の公式な許可を待っている。」とヴァハン氏はコメントした。

カンボジアお米協会(CRF)の副会長であるフン・ラック氏は、「中国の定める基準に合致させていくことで、カンボジア産の米の評価を上げていきたい。質の高いカンボジアの精米は、精米業者のこれからの可能性を広げていくだろう。しかし問題は小規模精米農家だ。十分な設備がない中で中国が求める輸出基準に合致させていくことが難しくなっていくかもしれない。」と話した。

 
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