日本、カンボジアに日本式関税制度の導入を検討

日本、カンボジアに日本式関税制度の導入を検討
2018年06月18日 00時00分 公開
日本、カンボジアに日本式関税制度の導入を検討


先週、日本はカンボジアに対し現行の関税制度であるASYCUDA(Automated System for Customs Data)から日本で運用されている関税制度のNACCS(Nippon Automated Cargo Clearance System)へ移行することを提案した。

日本の財務省職員である藤重敦彦氏は先週行われたカンボジアのAun Pornmoniroth経済財政大臣との会談で、NACCSへの関税制度の移行を提案した。

藤重氏は同省のプノンペン駐在員の代表だ。同氏は「カンボジアの関税制度はここ数年で、洗練されたものへと著しく改善されてきている。ただ、まだ改善の余地は大いにある。日本と協力することでカンボジアの関税制度は一層効率的になるだろう」と述べた。

カンボジアのPornmoniroth経済財政大臣は日本と協力したいとの意向を表明した。しかし、同大臣はカンボジアはこれまで10年近くASYCUDAを使用してきたためシステムを移行すれば混乱に陥るという懸念も示したという。

同大臣は「新たな関税制度はカンボジアに大変革をもたらすことになるだろうが、日本と協力し懸念材料を払拭しなくてはならない。日本の関税制度当局にはNACCSを導入することで得られるメリットや今後の見通しを示してほしい」と続けた。

2017年、カンボジアの関税収入は19億ドル(約2000億円)で、前年と比べ10.4%増加したという。

出典:KhmerTimes

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