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5日、プノンペン地方裁判所は男性を拳銃で殴った疑いで軍人1人を起訴した。被害者の男性はミートボールの露天商であり、事件当時はプノンペンSen Sok地区内で発生した交通事故の賠償をめぐり、友人と口論をしていたという。
裁判所のLy Sokha書記官は被告を軍人のNuon Po容疑者氏(49)だと明らかにしている。
Nuon Po容疑者は故意に暴行を加えたとして起訴されている。有罪判決が下された場合、最長5年間の懲役刑が言い渡される見通しだ。Ly Sokha書記官は事件が発生したのは2日夜で、容疑者は同地区Kork Khleang自治体出身でミートボールの露天商であるYem Vannakさん(27)を拳銃で殴った疑いだと話している。
同地区犯罪捜査警察のSok Hour副署長は、2日午後7時30分頃、容疑者の友人であるSao Chanthy氏(46)が同地区Kork Khleang 村自治体で高級車を運転していた際にVannakさんのミートボールを販売しているカートにぶつかったと述べた。Vannakさんは当時ミートボールを揚げている最中だったそうだ。
Sok Hour副署長は車が衝突した際、油がVannakさんに飛び散り、手や足にやけどを負ったと話した。その後、高校教師をしていたChanth氏は現場から逃走したという。
また、同氏はVannakさんはバイクでChanth氏を追跡し、プノンペンのThmeyコミューンの路上で車を停めさせたと語った。
さらに同氏は、被害者はChanthy氏を車から降りさせ、やけどとカートの損傷に対する損害賠償を求めたと付け加えた。
しかし、Chanthy氏は車から降りずに電話でNuon Po中佐を現場に呼び出したという。
Hour副署長は当時の詳しい状況について「Nuon Po容疑者はVannakさんが友人であるChanthy氏の車を停車させ、通行の邪魔をしたことに憤慨したようだ。そこで容疑者は拳銃を取り出し、 Vannakさんを殺すと言って拳銃で脅した。その後、容疑者はVannakさんの頭部を拳銃で数回殴り、怪我を負わせた」と説明した。
「その時容疑者は被害者の頭を拳銃で何度も殴り、頭部に損傷を与えた」と同副署長は付け加えた。
Hour副署長は近くを巡回していた警察官が暴行の様子を目撃し、現行犯逮捕に至ったと述べた。その後、警察官は拳銃と銃弾5発を押収し、現場にいた3人を事情聴取のため警察署に連行した。
警察によると、2日深夜未明にChanthy氏は被害者に賠償金を払い釈放されたという。
Nuon Po容疑者は現在、刑務所に勾留されており、今後公判が行われる予定だ。
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