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労働省と関係機関で織物産業やアパレル産業、履物産業で働く労働者の来年度の最低賃金関する会合が開かれた。
9日に発表された労働省の声明によると、今月中に新たな最低賃金の設定に関する最初の会合が開かれる予定であり、また、来月には雇用主と労働組合両者で協議が行われる予定であるという。
同省の声明で「全ての関連機関は労働者の家庭状況や生活費、国内の物価上昇率、経済水準などの社会的基準を考慮して最低賃金を設定する必要がある。経済水準には当該産業の生産性やカンボジア国内での競合性、労働市場の状況、利益率、貧困の程度が要素として含まれる」と発表されている。
同省は全企業に対し、労働者と最低賃金に関して話し合う際には、データを最低賃金法第5条で定められた基準を使用するよう指示している。
9日、カンボジアアパレル労働者民主同盟のAth Thun会長は、各労働組合はすでに非公式ではあるものの、最低賃金に関する会合を開いていると述べた。
同氏は、現在、カンボジアアパレル労働者民主同盟が労働者の生活費に関する調査を行っている最中で、今月中には海外の労働組合と会合を行う予定であると話している。
同氏は「我々はこれまでも労働組合と最低賃金について話し合ってはいたが、何も決まらなかった。カンボジアアパレル労働者民主同盟からは調査に基づいたフィードバックもまだもらっていない状態だ。労働組合側で意見をまとめたいので、フィードバックを受けてから、全労働組合が合意できる最低賃金を提示するつもりだ」と語った。
労働省によると、今年公式に設定された織物産業、アパレル産業、履物産業に従事する労働者の最低賃金は月170ドルだという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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