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カンボジアサッカー連盟(FFC=The Football Federation of Cambodia)は、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW=Human Rights Watch)が報告書の中でサッカーカンボジア代表ゼネラルマネジージャーの本田圭佑選手とFFCのSao Sokha代表の間における提携を批判したことを受け、声明を発表した。
先週、本田圭佑選手はサッカーカンボジア代表を指揮するヒューマン・ライツ・ウォッチアジア地域担当のBrad Adams氏により批判を浴びせられた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、6月に発表した報告書の「日本:サッカーのスター選手が人権侵害者と活動」と題した文章を公表した。文章の中では、本田圭佑氏がサッカーカンボジア代表でコーチを務めることはアジアはじめ世界のサッカー業界の発展を妨害する行為で、カンボジア代表GM就任合意で本田氏と戦争犯罪の疑惑があるサオ・ソカ氏が結び付けられると批判が書かれた。
また、報告書の中では、Sokha代表やカンボジアサッカー連盟はチームの監督だけではなく、若者の麻薬利用者撲滅や交通ルールの遵守、HIVやAIDSなどの感染症への正しい理解、不発弾の処理や環境保護のための活動も行なっていると強調されている。
本田圭佑氏はFIFAワールドカップ出場経験のあるサッカー選手で、無給でカンボジアサッカー業界の発展のために監督に志願しており、これは称賛に値することだとも報告書には書かれている。
広報担当のPhay Siphan氏によると、カンボジア政府は「ヒューマン・ライツ・ウォッチの考えるリーダーシップへの見解は自己都合的で、政治的な意図によるものだ。ヒューマン・ライツ・ウォッチはスポーツ界における若者の活動を妨害しようとしている」と述べたという。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、12月3日、本田圭佑選手に対してBrad Adams氏が同選手への批判を記した書簡を送ったことを明かした。
Sokha氏は2006年に代表に選出され、現在、第4期目のカンボジアサッカー連盟代表を務めている。
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