水資源気象省、来年の干ばつを警告

水資源気象省、来年の干ばつを警告
2018年12月26日 00時00分 公開
水資源気象省、来年の干ばつを警告

カンボジア水資源気象省は声明の中で、国民に対し、来年の乾季において干ばつが予想されているため節水を心かげてほしいと呼びかけた。

 


カンボジアにおける乾季は2月に始まり5月に終わると予想されている。


24日、水資源気象省は声明を発表し、2019年1月のカンボジア国内、中でも山岳地帯における気温は17度から28度を推移することが予想されていると述べた。


一方、2月から5月初旬にかけて、気温は36度から41度ほどまで上がることが予想されているという。


「3月後半から5月初旬において、雷や台風の発生を見込んだ上でも2018年より降水量が減少することが予想されている」と声明で述べられた。


雨季は例年5月中旬から始まるが、2019年は6月3週目か4週目から豪雨が発生し始めると予想されているという。


25日、水資源気象省広報担当のChan Youttha氏は農家は灌漑農業のために水を必要としていると述べた。


同広報担当は「国民は水不足が予想されている来年乾季に向け節水に協力してほしい」と語った。


Youttha氏は、プノンペン当局や地方当局は農家のためにそれぞれ村や自治体と協力して節水を行なってほしいと呼びかけた。


「我々は国内全国に水を送ることができるだけの貯水網を要しているものの、節水のために各機関が協力しなくてはならない。今回の状況を共有し農家を支援するために近々会議も行う予定だ」と続けた。


国家災害対策委員会(National Committee for Disaster Management)広報担当のKeo Vy氏によると、地方当局は既に国民に節水方法などの情報を知らせるための準備を整えているという。


同広報担当は「2016年にも酷い水不足が発生しており、農家は苦しみ、そして国民も生活用水が足りない事態を経験した。そのため、再び水不足が発生することが予想されていると知れば、国民は節水を心がけ、一方我々当局も対策を練ることができる」と語った。

 

出典:KhmerTimes

 

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