「保護貿易に反対」韓国・ASEANサミット閉幕、カンボジアとの外相会談も

「保護貿易に反対」韓国・ASEANサミット閉幕、カンボジアとの外相会談も
2019年11月27日 00時00分 公開
「保護貿易に反対」韓国・ASEANサミット閉幕、カンボジアとの外相会談も

釜山で開催されていたアセアン・韓国記念サミットで26日、アセアンと韓国は地域開発と発展を盛り込んだ共同声明を採択した。

カンボジアも保護貿易への反対を支持したという。

 

韓国の文在寅大統領はアセアンに対して、保護貿易主義や越境犯罪などの新たな課題に立ち向かうよう呼びかけた。

 

「我々は現在、保護貿易主義や越境犯罪、第4次産業革命などの新たな課題に直面している。」と文大統領は話した。

 

カンボジア政府報道官のPhay Siphan氏は26日、アセアンと韓国はあらゆる形の保護貿易主義にも反対し、地域繁栄のための貿易を向上させるべきだと発言した。

 

「カンボジアは保護貿易主義政策を支持せず、自由貿易を支持する。保護貿易主義に固執している国もあるが、そのような国は自分に利益をもたらす国としか取引をしないということだ。」とPhay Siphan氏は話した。

 

Siphan氏はカンボジアは1980年代に保護貿易の影響で、西側諸国に経済的に孤立に追い込まれた経験をしたと続けた。

 

文大統領はアセアンと韓国の貿易総額は1600億ドル(約17兆4564億円)に増加し、投資総額は100億ドル(1兆910億円)を超えたと話した。

 

また、文大統領はアセアンは韓国にとって第2の貿易パートナーで、3番目に大きい投資国だと話し、アセアンにとって韓国は第5の貿易パートナーだと続けた。

 

「韓国はアセアンやメコン諸国に対する協力基金も増加していく予定だ。アセアン・韓国協力基金は今年初めから年間1400万ドル(約16億円)に倍増させた。メコン・韓国協力基金は来年までに年間300万ドル(約3億2700万円)に拡大させる予定だ。」と文大統領は話した。

 

アセアン諸国と韓国はアセアン・韓国戦略的パートナーシップと経済協力を将来的に発展させることでも合意した。

 

「地域開発や繁栄と進めるためには自由貿易や投資を発展させ、あらゆる形の保護貿易にも反対することが重要だと再認識した。域内の発展の差をせばめるためにも引き続き協力する。」と共同声明では述べられている。

 

さらに、共同声明では1989年にアセアンと韓国が対話関係を樹立してから30年にわたり、関係を強化してきたと強調された。

 

「人・繁栄・平和の3本柱をもとに、アセアン・韓国戦略的パートナーシップを強化・深化することを目的とした新南方政策と、ASEAN共同体の2016~2025年の方向性を示す『ASEAN 2025: Forging Ahead Together(共に前進する)』の実現に向けた韓国の貢献をアセアンは支持する」と共同声明では述べられている。

 

韓国外務省は26日、25日に開催された康 京和外務大臣とカンボジアのプラク・ソコン外務大臣の外相会談について、両国間の制度的基盤を強化することを議論したと声明を発表した。

 

「康 京和外務大臣とプラク・ソコン外務大臣は1997年の国交樹立以来、韓国とカンボジアは人的交流や開発協力など幅広い分野で密接な協力関係を発展させてきたことを高く評価した。」と韓国外務省は声明を発表している。

 

出典:khmertimeskh.com

 

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