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今年の中国旧正月期間に海岸都市を訪れた観光客数は前年と比べ大幅に減少したことが発表された。代わりに、多くの人がシェムリアップ州やラタナキリ州などの北部の都市を訪れたという。
シアヌークビル州観光部門ディレクターのSochet Krisna氏はクメールタイムズ紙に対して、2019年の中国旧正月期間におけるシアヌークビル州を訪れた観光客数は前年同時期と比べ減少したと話した。シアヌークビル州を訪れた観光客数は5万8000人で、この数字は前年同時期比34%減だという。
カンボジア人観光客に限ると、観光客数は前年同時期比42%減で、3日間でわずか4万5500人しかシアヌークビル州を訪れなかったという。
また、3日間に海岸都市のココン州を訪れた観光客数はわずか2万9494人で、昨年と比べ46%減少している。
同州観光部門当局は報告書の中で「今年、観光客数が減少した理由は休暇期間が平日だったためだろう。観光客はココン州などの移動距離の長い観光都市で休暇を過ごすほどの時間がなかったのだ。ココン州は最低でも3日間は滞在したい都市だ」と述べた。
「また、タイにおける大気汚染のニュースが拡散され、タイとの国境に位置するココン州を訪れる予定であった観光客の多くはスケジュールを延期したのだろう」と続けた。
カンポット州観光部門ディレクターのSoy Sinol氏はクメールタイムズ紙に対して、同州における中国旧正月期間の観光客数は公表されていないが、今年は昨年と比べ観光客数が減少したように感じると話した。休暇期間の最初の3日間でわずか6万人の観光客しかカンポット州を訪れておらず、そのうち2000人が外国人だという。同ディレクターは2017年と比べ人数が減少したのかどうかは確認できないと話した。
2018年中国旧正月期間、カンポット州には約13万人の観光客が訪れたという。同州には17の観光名所があり、中でも塩田や胡椒プランテーションが最も有名だ。
ケップ州観光部門ディレクターのSom Chenda氏は同州における統計データの公開を控えた。
一方、ラタナキリ州とシェムリアップ州を訪れた観光客数は前年同時期よりも増加したという。
シェムリアップ州観光部門ディレクターのSor Viseth氏は、同州には前年同時期比4%増の9万3605人が訪れたと話した。外国人観光客数は前年同時期比22.3%増の4万1605人だった。
2018年中国旧正月にカンボジアを訪れた観光客数は86万4770人と前年同時期比54.5%増だったという。
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