カンボジア人タクシー運転手殺害の日本人2人、終身刑の可能性も

カンボジア人タクシー運転手殺害の日本人2人、終身刑の可能性も
2019年03月19日 00時00分 公開
カンボジア人タクシー運転手殺害の日本人2人、終身刑の可能性も

17日、シェムリアップ州警察は日本人の男2人を、Puok地区でカンボジア人タクシー運転手を強盗目的で殺害した容疑で逮捕した。


日本人2人による強盗殺害事件は17日午後5時30分頃、Puokコミューン内の国道6号線近くで発生した。


地区警察代表のMuth Bunsoeun長官は、逮捕された日本人2人を観光客の中茎竜二容疑者(24)と、石田礼門容疑者(24)だと明らかにした。また、犠牲となったタクシー運転手はシェムリアップ市に住むHim Chanさん(40)だという。


16日、容疑者2人はカンボジアとタイ間の国境都市であるポイペト市からシェムリアップ市に入り、観光をしていた。


容疑者2人はアンコールワット遺跡群やシェムリアップ市内観光を目的に、今回殺害されたタクシー運転手のChanさんの運転する車をハイヤーしたという。


午後4時30分頃、容疑者らはタクシー運転手のChanさんにPuok地区の市場に向かうように指示をしたという。


Bunsoeun長官は「車が人通りの少ない道を走っていたとき、容疑者らはトイレに行くため、タクシーを停車させるようChanさんに指示した。タクシーが停車すると、容疑者らは運転手を押さえつけ、中茎容疑者が菜切り包丁でのどを刺した。犠牲者は即死だったとみられている」と語った。


「容疑者らはタクシー運転手を殺害し、Chanさんの貴重品を奪い、遺体を車から外に落とし、逃走した」と続けた。


近くを走っていたバイクの運転手が事件を目撃し、携帯電話で警察に通報したという。


石田容疑者が奪った車を運転し市内方面に向かったが、走り出して300メートルほどしたところでコントロールを失い、村人の運転していたトラックに衝突した。


バイクに乗っていた警察官が事件現場に向かい、タクシーから歩いて逃走しようとしていた容疑者を拘束した。


容疑者の逮捕後、警察は容疑者が犠牲者から奪ったとみられる現金や2人のパスポート、その他書類を押収した。


18日、地方一般犯罪部門代表のDuong Sokha長官は、容疑者の日本人の男2人は計画殺人の疑いで起訴され、有罪判決が下されれば終身刑が言い渡される可能性もある話した。


現在、容疑者は地方警察本部で事情聴取を受けており、19日に裁判所に移送される予定だ。

 

出典:KhmerTimes

 

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