観光業の最低賃金引上、労働連合が請願書提出へ

観光業の最低賃金引上、労働連合が請願書提出へ
2019年06月07日 00時00分 公開
観光業の最低賃金引上、労働連合が請願書提出へ

カンボジア労働総連合(CLC)は、政府に対して、観光およびサービス部門における労働者の最低賃金を少なくとも300ドル(約3万2500円)に引き上げるための請願書を提出する予定だと発表した。

 

CLCのAth Thorn会長は、6日、請願書は労働職業訓練省のIth Samheng大臣に送付されると報告した。

 

Thorn会長は、CLCが観光およびサービス部門で働く労働者300人対して調査を実施し、現在の賃金では家計のやりくりができていないことが明らかになったと述べた。

 

「観光・サービス部門の組合員と労働者との会談後、最低賃金を少なくとも300ドル(約3万2500円)に引き上げるよう要求することに決定した。労働者は主に食事や住居、他の出費に費やしている」とThorn会長は話した。

 

また、CLCによる生活費調査により、観光部門の労働者は平均月収224ドル(約2万4000円)であるが、少なくとも1ヶ月に300.5ドル(約3万2500円)を費やしていることが明らかになった。

 

「調査によると、労働者の収入が支出より低いことが判明した。彼らの月収は80ドル(約8670円)~130ドル(約1万4000円)だが、大規模ホテルの労働者はチップの収入で200ドル(約2万1700円)以上は稼ぐことができる。しかし、格安ホテルまたはゲストハウスの労働者は滅多にチップを得られない、もしくは少額である。」とThorn会長は指摘した。

 

またカンボジア労働総連合は、観光およびサービス部門における多くの労働者が仕事での問題に直面しており、労働法に従っていない者もいると明らかにした。

 

Thorn会長によると、組合員と労働者が請願書を準備しており、今年末に労働職業訓練省に送付する前に、カンボジアにおける出来るだけ多くの労働者からの署名を求めているという。

 

「同省は、縫製や履物業界以外の労働者に対する賃金引き上げ要求に対応するのに約2年もかかっている。そのため、観光・サービス部門の労働者のために請願し始めた。」とThorn会長は伝えた。

 

また、「すでに建設労働者の最低賃金引き上げを要求する請願書は同省に提出したが、まだ返事はきていない。」と指摘した。

 

労働職業訓練省広報担当のHeng Sour氏は、6日、他部門における最低賃金を引き上げるために同省と政府が、国際労働機関(ILO)のガイドラインの勉強や民間部門および連動組合を含む関係者からフィードバックをもらわなくてはならないと述べた。

 

「各部門の最低賃金を引き上げるためには影響研究や実施するための仕組みの解明及び部門に設けられた金額がどの当事者にも悪影響を及ぼさず、カンボジアの中核的な経済成長を脅かさないことを保証する必要がある。」と同氏は加えた。

 
出典:KHMER TIMES
 
 
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