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<最低賃金に関する会合を主導するIth Samheng労働大臣(写真提供:MOL)>
労働大臣と国際労働機関(=ILO)は、カンボジアの最低賃金の動向を監視し、評価する労働諮問委員会のメンバーの技術能力向上に向けて協働する意向を示した。
11月26日(月)、労働省の広報担当であるHeng Sour氏は、カンボジアの最低賃金に関する話し合いの中で、政府は状況に基づいて最低賃金の規定を定め、施行すると述べた。
「カンボジアの最低賃金に関する交渉はスムーズに進んでいる。交渉に参加している政党にとっては喜ばしいことではないだろうが、以前よりも順調に交渉が進んでいる」と同氏は語った。
さらに、労働省は最低賃金の動向の監視をサポートするために規則を定めたと続けた。
同氏は、「最低賃金法案は労働者の一定の生活水準を保障するために起草されたものである。11月26日(月)の話し合いでは、最低賃金の動向を監視する際の政府の技術能力を強化することが目的である」と述べた。
11月26日(月)、ILOのインドシナ担当局長であるGraeme Buckley氏によると、ILOの職務は「過度の低賃金から労働者を守ること」であるという。
「最低賃金は、貧困問題を解決し、差別を撤廃する政策の重要な要素になり得る。しっかりと計画された効果的な最低賃金政策は差別撤廃に貢献するだろう」と同氏は続けた。
さらに同氏によると、近年の研究で、国の経済に比例している最低賃金は、労働生産性の向上に繋がることが分かってきているという。
先月、政府関係者、労働組合のリーダー、労働者の三者間で行われる会議で、2019年から縫製業に携わる労働者の最低賃金が$182(約2万円600円)/月に改定されることが決定した。今年の最低賃金は$170(約1万9000円)/月だという。
出典:KhmerTimes
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