カンボジア入港のクルーズ船、米国人女性が新型コロナに感染

新型コロナウイルスに感染した疑いのある乗客がいるとして、日本や台湾、タイなどが入港を拒否し、カンボジアに入港したクルーズ船「ウエステルダム」の乗客うち1人であるアメリカ人女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。

感染が確認されたのは、アメリカ人女性の乗客（83）で、クルーズ船が入港したシアヌークビルで14日に下船し、マレーシアの首都クアラルンプールに移動した。

その際にクアラルンプール国際空港の検疫で感染が疑われ、検査の結果感染が確認された。

女性の容体は安定しているという。

カンボジアの保健当局は、クルーズ船が入港した後、体調を崩していた一部の乗客に対して検査を行い、感染者はいないと発表していた。

また、下船時に感染者なしと判断した検査は、WHO（世界保健機関）などの基準に則して行ったものだとしている。

15日、保健省は声明を発表し、その中で「下船する際には慎重に検査を行った。マレーシア当局には検査結果を再度確認するよう要請した。」と話し、保健省の対応は適切だったという認識を示した。

カンボジアでは乗客の下船前の検査結果で陽性が出た乗客はいなかったため、感染者がいない前提で乗客を入国させており、今回の感染確認に国内では困惑が広がっている。

船には乗客約240人と乗員約750人が残っているが、感染確認を受け下船の終了時期は不透明となった。

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

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