アメーバ赤痢・細菌性赤痢
「アメーバ赤痢」は「赤痢アメーバという原虫」、「細菌性赤痢」は「赤痢菌という細菌」のそれぞれに水を介して感染して発症する病気です。潜伏期間は1 〜3日で発症します。倦怠感、腹痛、発熱、水様性下痢が主な症状です。発熱は1〜2日続き、典型的には腹痛、しぶり腹、膿粘血便などの赤痢症状がみられますが、近年では重症例は少なく、数回の下痢や軽度の発熱で経過する事も珍しくありません。
A型肝炎
肝炎には種類がありますが、A 型肝炎は食べ物や水を介してウイルスが体内に感染して発症するのが特徴です。ウイルスによってA型肝炎を発病した場合は、熱発し、体がだるくなり、腹痛をきたすこともあります。
その後、黄疸(皮膚や粘膜が黄色になること)が出現します。また、尿がコーラのような色になったり、便が白っぽくなったりします。A型肝炎は予防接種を打つことで未然に防ぐことができます。カンボジアに長期滞在をする際はワクチンをあらかじめ接種しておくことをお勧めします。
寄生虫感染
寄生虫感染にも種類がありますが、最も有名なものがジアルジア症です。主な症状としては下痢、腹部膨満感、硫黄臭のするゲップ、発熱、腹痛などが挙げられます。感染すると下痢が止まらなくなるのが特徴です。排便回数は人によって異なりますが、1日数回だけの人もいれば20回以上とトイレにこもりっぱなしになってしまう人もいます。
HIV感染症
カンボジアではHIV感染症が急速に拡大しています。HIV感染症の感染原因は主に精液や血液です。カンボジアでは主に性行為により感染が拡大しています。人口の数%がHIV陽性とされていて、売春婦の陽性率は非常に高いと言われています。売春行為などには十分に気を付けてください。
まとめ
カンボジアでは街中に野菜ゴミや食べかすが落ちていたり、小さい食堂や屋台ではバケツに溜めた水で食器が洗われていたりと不衛生なことが多々あります。ハエやネズミも多く、常温で保管された食材に、ハエがたかったままの料理がテーブルに出されることも珍しくありません。食べ物や飲み物などの口にするものには常に注意を払い、衛生状態の良いものを口にするように気を付けることが大切です。
【病院情報】
Sun International Clinic(サン・インターナショナル・クリニック)
● 住所:No.18, St.302, Sangkat BKK1, Khan Chamkamon, Phnom Penh
● 電話番号: 069-268-060/092-116-613(日本語対応可)
● 診察時間: 月~土 9:00〜18:00 日 9:00〜15:00(大型連休を除く)
● 診察科:総合診療(内科)、皮膚科、耳鼻咽喉科(アレルギー科)、整形外科、消化器科、小児科、婦人科、泌尿器科、形成外科、アンチエイジング治療
● カンボジア(プノンペン)にある日系病院
複数の日本人医師と看護師が常駐・在籍しています。受付をされてから診察を受けお帰りになるまで日本語で対応いたします。また全ての日系海外旅行保険とクレジット付帯保険と提携しており、キャッシュレスサービス対応が可能です。お気軽にお問い合わせください。
● HP: http://siclinic.com/
※この記事に掲載されている情報は2018年5月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
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