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カンボジア労働省はPor Senchey地区にあるGhim Li工場の労働者に未払い賃金を支払うことを約束した。これは、17日、労働者が国道4号線を塞いで抗議運動を行ったことを受けたものだ。
給料未払いが発生した工場の労働者2500人のうち500人が抗議運動に参加し、工場の規則に基づいた賃金の支払いを要求した。
労働省の紛争解決委員会のPrak Chanthoeun氏によると、Ith Samheng労働大臣が労働者に未払い賃金を支払うように動いたという。
同代表は「まもなく政府が未払い賃金を支払う予定であるため、工場の労働者は待機してほしい」と語った。
今回問題となっているGhim Li工場の元労働者であるChey Sophaさんによると、労働者はこれまで複数回に渡りストライキを行ってきたが、未払い賃金問題は依然解決していないという。
先週、労働者は国民議会付近で抗議を行おうとしたものの当局が阻止した。その際、仲裁裁判所が問題解決を約束していた。
Sophaさんによると、当該工場はGG Fashionという名で移転オープンしたが、労働者には依然として未払い賃金は支払われていないという。
Sophaさんは「我々は道を塞ぎ会社や労働省に訴えかけなければならない。2ヶ月分の賃金を受け取っていないのだ」と話した。
労働省広報担当のHeng Sour氏は問題解決のために動いていると述べた。
同氏は「我々は問題解決のために全力を挙げているため、労働者には道を塞がずに会社と再び話し合ってほしい」と語った。
17日、労働者は5時間の抗議の末、当局の指示に従い道を開けた。
Por Senchey地区のYim Saran警察署長は「労働者は第三者を巻き込まないように道を開けた」と語った。
先月、フン・セン首相は、カンボジア政府は工場労働者に対し未払い賃金の補償金として合計2200万ドル(約2億4000万円)を支払うと述べた。
また、首相は、政府は問題を避けるために工場のオーナーに対し賃金の支払いを規則通り行うように促したと述べた。
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