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カンボジア国内の国際空港全てを管理するカンボジアエアポート社は、シアヌークビル国際空港における乗客の急増に対応するため、同空港の滑走路の拡張工事を行うと発表した。工事には2100万ドル(約23億円)が投資されるという。
カンボジアエアポート社のコミュニケーション&PRディレクターのNorinda Khek氏は、クメールタイムズ紙に対してメールで、同社は今年初旬に拡張工事プロジェクトを開始したと述べた。
「環境調査や規則を確認し、我々は今年初旬に工事に着手した。滑走路改修拡張工事は2020年半ばまでに完了する予定で、今回の工事には2100万ドル(約23億円)が投資される。滑走路は現在の2500メートルから3300メートルに拡張される予定だ」と綴られている。
「拡張工事が完了すれば、シアヌークビル国際空港の滑走路はカンボジアで最も長い滑走路となり、横幅の長い機体や長距離輸送用の機体も同空港を就航できるようになる」と続けている。
今回の拡張工事実施の背景には、昨年フン・セン首相がカンボジアエアポート社に対して増加する乗客数に対応して設備を刷新するように求めたことがあるという。
フン・セン首相は「外国人観光客が増加し、カンボジア国内の国際空港3つは2025年までに空港利用者を全員収容することはできなくなると予想されている。プノンペン国際空港とシェムリアップ国際空港を改修し、2025年には120万人を収容できるようにしなくてはならない」と語っていた。
シアヌークビル州観光部門ディレクターのSochet Krisna氏は、滑走路拡張工事はこの先数年のうちに予想されている観光客の増加に対応するために必要だと話した。
同ディレクターは「シアヌークビル国際空港の施設、特に滑走路を拡張することは非常に重要だろう。長距離輸送用の機体が就航できるようになることは画期的なことだ。中国からの直行便数の増加を考えると、今回の投資は必要不可欠だろう」と語った。
「今施設の改修工事を行わなければ、増加を続ける乗客に対応できなくなってしまうはずだ」と続けた。
Norinda氏によると、昨年、シアヌークビル国際空港を利用する乗客数は前年比92%増の65万人だったという。
同氏は「カンボジア国内の海岸都市の人気が高まっており、2019年、乗客数は増加を続けると予想している」と語った。
昨年、シアヌークビル州には前年比6%増の200万人の観光客が訪れた。同州を訪れた外国人の数に限ると、前年比30%増だという。
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