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<自身のFacebookページがハッキングされたと語るフン・セン首相(写真提供:Fresh News)>
25日、カンボジア国家警察広報担当のChhay Kim Khoeun中将は、現在専門家らがフン・セン首相のFacebookページをハッキングした人物の特定を行なっていると述べた。
同日、ハッキングをした容疑者は首相のFacebookページ上に、カンボジアでソーシャルメディアを禁止するというメッセージを投稿した。
「Facebookは投稿を削除し、私のアカウントをブロックしようとしている。しかし、もしFacebookが私のアカウントをブロックするならカンボジアでFacebookの利用を禁止する」とハッキングした首相のFacebookページで述べた。
数分後、首相は同メッセージは虚偽の投稿であり、自身のFacebookページがハッキングされていたことを明かした。
「数分前、誰かが私のFacebookアカウントをハッキングし、膨大なデータを削除した。現在、Facebookが虚偽の情報を拡散しようとしたハッカーを捜索中だ」と首相はコメントした。
同中将によると、現在、警察は虚偽の投稿をした容疑者の特定を行なっているという。
「専門家らが今回の事件について調査を行なっているが、未だにどこからハッキングが行われたかどうかも明らかになっていない」と語った。さらに、質問がある場合はサイバー犯罪対策局に問い合わせるよう述べた。
25日、サイバー犯罪対策局局長のChea Pov中将も国内の治安保持を担当している国家警察副警察長のChhay Sinarith大将もコメントを控えたという。
昨年行われた総選挙でカンボジア人民党(CPP)が全議席である125議席を獲得し、勝利した後の8月10日、何者かが首相のFacebookページをハッキングし、CPPの議席数に関する虚偽の事実を投稿した。
ハッキングされた首相のFacebookには、CPPは民主化のため、国会の2議席をフンシンペック党、別の2議席を民主連盟党(LDP)に譲渡するというフェイクニュースが流されていたという。
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