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<シクロレースの優勝者には賞金100ドル(約1万1000円)、準優勝には賞金80ドル(約8800円)、第3位には賞金60ドル(約6600円)が付与される予定だ(KT/Siv Channaより)>
シクロ保護協会(Cyclo Conservation Association)は、カンボジアの伝統であるシクロの促進やシクロドライバーの生計を改善するため、6月にプノンペンでシクロレースを開催する予定だと発表した。
6日、シクロ保護協会責任者のIm Sambath氏は、シクロレースはKoh Pichで開催され、数百人のシクロドライバーが参加する予定だと述べた。
同氏は「シクロレースは6月23日〜24日まで開催される予定で、1ヶ月の準備期間がある。シクロレースを開催することで、国民や観光客にカンボジア伝統の移動手段を紹介することが目的だ」と語った。
Sambath氏によると、レースが行われるコースは900mで、高齢者は参加できないという。レースはペアのチームが2組ずつで行われ、計69チームが参加する予定だという。
同氏は、シクロレースの優勝者には賞金100ドル(約1万1000円)、準優勝には賞金80ドル(約8800円)、第3位には賞金60ドル(約6600円)が付与される予定であることも明らかにした。
シクロはカンボジアの伝統的な三輪車だ。昔、シクロは人気を集めたが、現在は多くの国民がバイクを利用している。
6日、Phsar KandalマーケットでシクロドライバーをしているHok Vanさん(55)は、自身の年齢に関わらずシクロレースに参加したいと語った。
Vanさんは「自分は若くないが、運動のためにシクロレースに参加したい」と話した。
他のシクロドライバーのTa Vanさん(53)によると、最近はモーター式の三輪車やトゥクトゥクのほうが移動速度が速いため、シクロを選ぶ人々が少なくなったという。
Vanさんは「プノンペンではPhsar Kandalマーケット付近でしかシクロを見かけることはなくなった。一部のシクロドライバーは朝にフェリー乗り場で、夕方に市内の観光地で待機している」と語った。
320人が登録しているシクロドライバーのための基金は2018年1月に設立され、フンセン首相が名誉会長を務めている。
プノンペン市職員のKhoung Sreng氏が基金の代表を務めており、基金の維持には毎年30万ドル(約3300万円)の費用がかかるという。
3月、フンセン首相によると、基金はカンボジアのシクロドライバーが恩恵を受けるように改善されているという。
同首相は、基金はシクロドライバーに対し、補助金や病院の診察代の補填を提供しているとも述べた。
フンセン首相は、観光業促進のためにシクロドライバーを支援していくだけでなく、政策に基づき社会保障も提供していくことを強調した。
同首相は「シクロドライバーの給料に関しては、基金から1日あたり7000リエル(約190円)、1年間で250万リエル(約6万8000円)が提供されている。さらに、クメール正月やプチュンバンの期間にはボーナスと衣類が提供される」と続けた。
出典:KHMER TIMES
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