雨季到来で水力発電所の発電量増加

雨季到来で水力発電所の発電量増加
2019年05月10日 00時00分 公開
雨季到来で水力発電所の発電量増加

8日、フンセン首相は、ここ数日間の雨により、現在カンボジアの水力発電所では国の電力供給に必要な1400メガワットのうち600メガワットを生産することができると明らかにした。

 

この声明は、プノンペンで開催された世界赤十字デーを記念するイベントで発表された。

 

首相によると、カンボジアは水不足に直面していたため、電力の生産が困難だったという。しかし、ここ数日間の雨により600メガワットの電力を生産することが可能になった。

 

「今朝、鉱業・エネルギー省のSuy Sem大臣から報告を受けた。水力発電所が、必要な1400メガワットのうち600メガワットを生産することができたのはここ数ヶ月で初めてだ。先週は、400メガワットの電力しか生産できなかった」とフンセン首相は述べた。

 

また、今後数週間は雨が降り続けることを期待していると話した。

 

「水資源気象省のLim Kean Hor大臣は、例年より早く雨季が到来すると予想しており、今月第3週目から雨が降り始めるとされていたが、第2週目に降り始めた。」と首相は述べた。

 

しかし、当局は暴風雨に注意を払い、人々が自然災害を回避する方法についての情報を広めるべきだと首相は指摘した。

 

カンボジアでは乾季が11月から4月まで、雨季は5月から10月までとされている。

2月、フンセン首相は、政府当局に対してダムでタービンを起動させるために必要な水が不足しているため、電力使用量を減らすように要求していた。

 

鉱業・エネルギー省の報告によると、カンボジアの電力供給は今年2870メガワットに達する予定だという。

 

 

そのうち、2428メガワットは国内生産であり、残りはタイやベトナム、ラオスから輸入されるとのことだ。

 

出典:KHMER TIMES

 

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