CNRP元党員:サム・レンシー氏はパリ和平協定に違反

CNRP元党員:サム・レンシー氏はパリ和平協定に違反
2019年05月21日 00時00分 公開
CNRP元党員:サム・レンシー氏はパリ和平協定に違反

19日、カンボジア救国党(CNRP)元党員のKong Korm氏が、元党首のサム・レンシー氏をカンボジアの民主主義を破壊し、パリ和平協定にも反していると批判した。

 


クメール意思党(KWP)の名誉会長も務めるKorm氏は、同党1周年記念式典の際、レンシー氏と支援者は2018年に行われた総選挙をボイコットし、カンボジア王国憲法やパリ和平協定に反していると述べた。


同氏は、カンボジア王国憲法やパリ和平協定には5年に1度選挙を行うことが義務付けられていることを強調した。


同氏は「選挙のボイコットは行わず、カンボジア王国憲法やパリ和平協定に定められた義務を遂行する。5年に1度選挙を行うことを定めたパリ和平協定に従う。KWPは憲法を遵守し、昨年の総選挙に参加したことを誇りに思っている」と述べた。


また、同氏はランシー氏と支援者が行ったボイコットは、選挙が最も民主主義や平和、人権の尊重を反映できるという原理に反していると語った。


Korm氏は「政治に参加することができる権利を恩赦により獲得後、公共の場で演説するのは今回が初めてだ」と話した。


2017年、最高裁判所は当時の党首のケム・ソカ氏が色の革命を通じて政府を打倒しようとしたとして批判された後CNRPに解散を命じた。

 

サム・レンシー、カンボジア、批判
<サム・ランシー氏は民主主義を破壊したと批判されている(KT/Chor Sokuntheaより)>


また、最高裁はKorm氏を含む当時の党員118人が政治に参加することを禁止している。

 

1月には政治活動を禁止された政治家が政治に復帰できるようにする政党法の改正案が可決された。

 

 

元野党党員が政治に復帰するためには、フンセン首相かSar Kheng内務大臣に恩赦を申請する必要があるという。

 

 

レンシー氏は恩赦を申請することはCNRPを裏切ることになるため、今回の改正案を批判している。

 


Korm氏は、4月にレンシー氏と他のCNRP元党員が韓国で発生したようなろうそくデモをカンボジアで行い、カンボジアの解放と地方選挙をボイコットすることを主張したことを述べた。


CNRP元党員のSisowath Thomico王子は、レンシー氏や支援者が現在の政府を打倒する色の革命を起こそうとしたことを批判した。

 

出典:KHMER TIMES

 

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