カンボジア国家選挙委員会、地方選挙の中間集計を発表

カンボジア国家選挙委員会、地方選挙の中間集計を発表
2019年05月31日 00時00分 公開
カンボジア国家選挙委員会、地方選挙の中間集計を発表

<国家選挙委員会の職員が選挙の集計を行う様子(KT/Khem Sovannara)>

 

31日、カンボジア国家選挙委員会は6月8日に行われる地方評議会選挙の公式選挙結果発表に先駆け、中間集計を発表する。


30日、選挙管理委員会副会長のNuth Sokhom氏は「明日(31日)に国家選挙委員会は地方評議会選挙の中間集計を発表する予定だ」と述べた。


同副会長によると、国家選挙委員会は先週行われた地方評議会選挙の開票作業を進めているという。


同副会長は「投票日はスムーズに行われたため、開票作業も順調に進んでいる。今回の地方評議会選挙が問題なく行えたことを誇りに思う」と述べた。


30日、国家選挙委員会広報担当のHang Puthea氏によると、31日午前9時に国家選挙委員会が中間集計の最終確認を行う予定だという。


同氏は「地方評議会選挙に参加した全ての政党が中間集計の結果を待ち望んでいる」と述べた。


同氏は、中間集計が公表されたとしても、国家選挙委員会も得票数を計算する技術者の到着を待機しており、各政党の獲得した議席数は公開されないと続けた。


今週始め、国家選挙委員会はカンボジア人民党(CPP)が1万1565票中1万1123票獲得したことを発表した。


30日、CPP幹部のOuk Kim Han氏はCPPの獲得議席はまだ知らされていないと述べた。


同氏は「今回の地方評議会選挙でCPPが議席の大多数を獲得したことのみ知らされている。CPPを代表して、今回の選挙がスムーズに行われたことに喜びを感じている」と続けた。


CPP以外の政党に関しては、フンシンペック党が226票、クメール国民統一党(KNUP)が175票、クメール国民党(KNP)が14票、カンボジア青年党(CYP)とクメール意思党(KWP)がそれぞれ2票を獲得した。


KNUP広報担当のRun Meatra氏は、KNUPの現在の議席は、現在解散しているカンボジア救国党 (CNRP)の議席も含んでいるため、今回の選挙で獲得できる議席数は減少することを予想していたという。


同氏は「KNUPも国家選挙委員会により発表される中間集計を待ち望んでいる」と続けた。


フンシンペック党広報担当のNop Sothearith氏は、今回の選挙はスムーズに行われ、フンシンペック党からも不満がないと述べた。

 

Sothearith氏は「今回の選挙はスムーズに進行したため、フンシンペック党から不服を申立てる予定はない」と続けた。

 


今回の地方評議会選挙では、プノンペンや24州の評議会の559議席とカンボジア国内の区やコミューンの3555議席の獲得をめぐり選挙戦が繰り広げられた。

 

出典:KHMER TIMES

 

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