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カンボジア政府が新型コロナウイルスの影響拡大による、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカ、イランからの一時入国禁止措置の延長を決定した。
6カ国を対象にした入国制限は、対象国で新型コロナウイルスの感染者数が増加していることを受けて、3月16日に発出され、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカからの一時入国禁止措置は3月17日午前0時から、イランからの一時入国禁止措置は3月18日午前0時から適用されていた。
カンボジア外務国際協力省の発表によると、6カ国を対象にした一時入国禁止措置を次の通知があるまで延長するという。
また、カンボジア国民に対しては必要でない限りヨーロッパやアメリカ、イランへの渡航をしないように勧告した。
3月28日にカンボジア政府は外国人への観光ビザ(査証)や到着ビザの発給を3月30日から1ヶ月間一時停止することを発表していた。
東南アジア有数の親中国であるカンボジアは当初、中国との関係を重視し、過度な渡航制限に否定的な立場を示していたが、3月中旬から感染者数が増加し始めたため、方針転換していた。
カンボジア国内の感染者数増加をめぐっては、世界保健機関(WHO)が13日(月)、カンボジア国内での大規模な感染拡大の可能性があるとして、カンボジア政府に対して対策を講じ、医療従事者の個人防護具やフェイスマスク、人工呼吸器の在庫を確保するように呼びかけている。
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