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米シンクタンクのヘリテージ財団が発表した2020年版「経済自由度指数(Index of Economic Freedom)」によると、カンボジアの経済自由度は前年比0.5ポイント下がり、180カ国中113位となった。
昨年のカンボジアの順位は105位であったため、順位を8下げたこととなる。
カンボジアの隣国ベトナムは順位を前年の128位からランクを23位あげ、2020年は105位となった。カンボジアとは対照的な結果となった。
カンボジアの経済自由度指数は2017年から2020年まで下がり続けているという。
中でも、投資の自由度が前年比10ポイント下がり、50ポイントとなったことが今年の順位の低下につながっているとみられている。
ランキングは財産権の確保、司法の影響、政府の清廉性、税負担、政府支出、財務の健全性、ビジネスの自由度、労働の自由度、通貨の自由度、貿易の自由度、投資の自由度、金融の自由度の12項目を基に構成されている。
東南アジアではラオスとミャンマーがそれぞれ129位と141位になり、カンボジアの順位を下回った。
世界で最も経済自由度が高いとされたのはシンガポールで、香港とニュージーランド がそれぞれ2位と3位にランクイン。
世界で最も経済自由度が低いとされたのは北朝鮮だ。
カンボジアの項目別のポイントと前年比は以下の通り。
●財産権の確保(Property Rights):43.1ポイント(前年比5.7ポイント増)
●司法の影響(Judical Effectiveness):28.1ポイント(同0.5ポイント増)
●政府の清廉性(Government Integrity):14.8ポイント(同1.9ポイント減)
●税負担(Tax Burden):89.4ポイント(同0.3ポイント減)
●政府支出(Government Spending):83.9ポイント(同2.0ポイント減)
●財務の健全性(Fiscal Health):94.8ポイント(同5.7ポイント増)
●ビジネスの自由度(Business Freedom):31.2ポイント(同1.3ポイント増)
●労働の自由度(Labor Freedom):62.5ポイント(同0.5ポイント減)
●通貨の自由度(Monetary Freedom):74.8ポイント(同4.6ポイント減)
●貿易の自由度(Trade Freedom):65.4ポイント(前年と同じ)
●投資の自由度(Investment Freedom):50.0ポイント(同10ポイント減)
●金融の自由度(Financial Freedom):50.0ポイント(前年と同じ)
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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