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<写真:VnExpress>
中国での人身売買から逃れ、ベトナムに滞在していたカンボジア人女性が支援を受けて帰国した。
帰国したのはSon Se Khengさん(25)で、ベトナム北部のタインホア当局は Khengさんの身柄を在ベトナムカンボジア大使館へ引き渡したという。
Khengさんは2月29日、ベトナム国境警備隊がラオスとベトナムの国境であるタインホアMuong Lat区でパトロールを行なっている際に発見された。
Khengさんは身分証明書を持っておらず、ベトナム語も話すことができなかったという。
クメール語を話すことができる人を通じて、Khengさんがカンボジア人であることが判明したという。
Khengさんは中国へ人身売買をされたが逃げて来たと供述し、当局に見つけられるまでさまよっていたと話したという。
現在、新型コロナウイルスが流行しているため、当局はKhengさんを集中隔離施設へと送り、陰性であることを確認したという。
タインホアの外務局は、外務省領事局とカンボジア大使館に、Khengさんの状況を説明する文書を送った。
3月24日、カンボジア当局から返事があり、Khengさんはクラチエ州に住むカンボジア人であるということが確認された。
近年、東南アジアの女性や少女が中国へ人身売買される事件が多発している。
中国社会科学院によると、中国では4000万人の男性が海外で結婚相手を探しているという。30年以上に渡り男児が好まれた一人っ子政策による影響だとみられている。
カンボジアやラオス、ベトナム、ミャンマーからも中国人男性と結婚するために中国へ送られている女性が多くいるという。結婚して幸せに暮らす人もいるが、中には暴力や労働を強いられて苦しむ人もおり、問題視されている。
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