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<写真:Unsplash>
人身売買に関わったとして昨年3月に逮捕されていた16歳の少女(以下、A被告)の裁判が17日にプノンペン市の裁判所で行われた。
A被告は裁判で、2020年にカンダル州Akrei Ksathコミューンの住宅から被害者である17歳の少女(以下、Bさん)を連れ出し、Chanという名前の人身売買を行うブローカーに会わせたと証言している。
A被告はプノンペン都ルセイカエウ区出身。
Chanという名前の人身売買を行うブローカーにBさんを紹介しただけだとしでおり、報酬として50ドルを受け取ったという。
A被告はBさんとフェイスブックを通して知り合ったという。
また、A被告は「Bさんは自分がとても貧しく、母親は未亡人だと言っていた。Bさんは私の夫が中国人で中国で暮らしていることを知っており、家族を経済的に支援するために裕福な中国人男性を探して欲しいと頼まれた」と話した。
Bさんの背景や話を聞いたA被告は同情し、Bさんを手助けをすることを決めたという。
A被告は人身取引及び性的搾取の防止に関する法律の第11条「国境を越えての移転のための違法な移動」に基づき、有罪の場合は懲役7〜15年に処される可能性があるという。
裁判の途中、A被告は涙を流し、自身も中国で中国人男性と結婚するため、Chanというブローカーによって人身売買された被害者だと訴えたという。
A被告は「当時15歳だった私は1年間中国人男性と結婚するためChanというブローカーから3000ドルを受け取った。結婚から1年が経過し、昨年初旬にChanからカンボジアに連れ戻された。」と述べた。
少女がカンボジアに帰国した際、Chanというブローカーは3000ドルと引き換えに中国で中国人男性と結婚する意思のある貧しい家庭の少女を探すため、A被告を利用していたという。
A被告はBさんをChanというブローカーに紹介し、報酬を受け取った後に逮捕された。
現在Chanというブローカーは逃走しており、A被告は自身も人身売買の被害者でブローカーに騙されて罪を犯したと主張している。
裁判所に対し、家族の元に戻りたいとして刑期を短縮するよう求めたという。
Key Manera裁判長によると、Bさんの母親が内務省に事件を通報したことにより、同省反人身売買および青少年保護局がA被告を昨年3月21日に逮捕したという。
裁判の判決は2月8日に下されるという。
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