アメリカ人弁護士、裁判を妨げたとしてカンボジア入国禁止に

アメリカ人弁護士、裁判を妨げたとしてカンボジア入国禁止に
2022年01月21日 16時27分 公開
アメリカ人弁護士、裁判を妨げたとしてカンボジア入国禁止に

<写真:Khmer Times>

 

内務省は、アメリカ国籍の弁護士Genser Jared Matthew氏をブラックリストに載せ、永久に全ての国境からカンボジア入国ができないよう入国管理システムに記録したという。

クメールタイムズ(電子版)が報じた。

 

内務省のKhieu Sopheak報道官は20日、Matthew氏は12月5日に在アメリカ カンボジア大使館で発行された観光ビザで入国し、12月9日にソウルへ向けて出国したと述べた。

 

同報道官によると、Matthew氏はカンボジアに入国後は国際弁護士として、政府に対して陰謀を企てたとして告発されたSeng Theary氏の裁判に出席。

プノンペン市裁判所の前でマスコミの会見を開き、審問を「演劇的な審問」と呼んでいたという。

さらに、Matthew氏はもしTheary氏が有罪判決を受ければ、問題が発生すると政府に対して警告していたという。

 

同報道官は、Matthew氏をブラックリストに載せ、海外の領事館に対してもカンボジア入国のための書類やビザを一切発給しないよう要請したと述べた。

この措置の理由について、同報道官はカンボジアに観光ビザを使用し観光客として入国したものの、国際弁護士と名乗り裁判に支障をきたしたり、政府に対して脅迫する発言をしたりしたと説明している。

 

Matthew氏は7日、カンボジア市民教育センター(CIVICUS)の創設者であるTheary氏の審問に同行していた。

Theary氏は、刑法第494条および第495条に基づき、元野党指導者のサム・レンシー氏とともに、裁判にかけられている40人の元カンボジア救国党(CNRP)議員および活動家の1人だという。

 

 

 

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