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<写真:Khmer Times>
カンボジア刑務所省(GDP)のNuth Savna報道官は、同国の2022年の刑務所収容人数は3万8000人となり、2021年の約4万人と比較して2000人減少したことを明らかにした。
クメールタイムズ(電子版)が報じた。
同氏によると、カンボジア全土の刑務所の状況は改善され、2021年よりも過密状態が緩和している。
この受刑者数の減少は、裁判所の事件処理が迅速化されたことに併せ、未成年犯罪者を刑務所から釈放し、裁判所監督下に置くように変更した結果だという。
政府は年に5回、主要な祝日に恩赦と減刑を行なっている。
同報道官によると、拘禁につながる重大犯罪の件数減少も刑務所の過密状態緩和の一因である。
また、コンポンチュナン州刑務所のSak Tongheng所長によると、現在の同州の刑務所は、完全には過密状態を脱してはいない。
同州では拘留につながる犯罪件数や薬物の受刑者が大幅に減少しているものの、減少している要因は明らかにはなっていない。
一方で、カンボジアの人権団体「Licadho」のAm Sam Ath氏によると、カンボジア国内の刑務所の過密状態は改善されておらず、各監房での過密状態が顕著であるという。
刑務所当局は過去に過密状態を理由に、刑務官の増員を求めていた。
当局によると収容人数5%の減少では刑務所の状況を改善するには至らない。
2021年6月の法務省の報告書によると、プノンペンや地方の裁判所で事件の滞留を解決する取り組みを行い、滞留していた刑事事件3万7900件以上と新規の刑事事件6万2800件以上を解決している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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