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<写真:Khmer Times>
カンボジアでは雨季の洪水が原因となってヘビに咬まれる被害が多発し、被害者は今年最初の9ヶ月間で395人近くに上っている。
バンテアイミアンチェイ州保健局のLe Chansangvat局長によると、被害者はすぐに州病院やリフェラル病院、地区の保健所へ搬送されて治療を受けており、幸いなことに死亡者は確認されていない。
被害者の大半はアオダイショウやウミヘビといった無害なヘビによる被害であったが、中にはコブラやイエロースネークなどの毒蛇に噛まれた人もいたという。
ヘビに噛まれた被害者を治療するために十分な抗毒素が備蓄されているが、ヘビ咬傷は常に保健当局の懸念事項となっている。
患者の治療には少なくとも2〜5本の抗毒素が必要で、重症の場合は16本まで使用可能である。抗毒素は非常に高価で市販されておらず、同局長は「ヘビに噛まれたら必ず病院に行って治療を受けるように」と呼びかけた。
過去9ヶ月間にバンテアイミアンチェイ州内の病院では500本以上の抗毒薬「Hemato Polyvalant」が使用されており、この薬は国の公衆衛生局を通じてのみ入手可能となっている。
保健省伝染病管理局のLy Sovann局長によると、カンボジア政府は常にヘビによる被害に注意を払っており、同省は患者の治療のために全国の保健局にすべての薬を提供している。
同省は洪水時に毒を持った動物による危険に十分注意すること、汚染された水を飲むこと、汚れた水の中で子どもが遊ぶことを避けるよう呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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