ASEAN外相ら、ミャンマー情勢について緊急会議開催

ASEAN外相ら、ミャンマー情勢について緊急会議開催
2022年10月24日 13時51分 公開
ASEAN外相ら、ミャンマー情勢について緊急会議開催

<写真:Khmer Times>

 

東南アジア諸国(ASEAN)の外相らは11月にプノンペンで開催されるASEAN首脳会議に先立ち、今週ジャカルタで緊急会議を開催し、ミャンマー情勢について協議を行う予定である。クメールタイムズ(電子版)が報じた。

 

現地の監視団体によると、ミャンマーは昨年2月のクーデター以来混乱状態にあり、軍政に抗議する市民に対する軍の残忍な弾圧で2300人以上が死亡しているという。

 

ASEANはミャンマー危機を解決するための取り組みを行って来たが、ミャンマーでは政治犯の処刑や学校への空爆といった人権侵害がエスカレートしている。

 

昨年4月に策定された暴力の停止や人道支援の拡大、すべての当事者間の対話などを求める5つのコンセンサスにはほとんど進展がない状態である。

 

インドネシア外務省によると、27日にジャカルタのASEAN事務局で会談が予定されており、同会談では計画の進捗状況の確認が予定されているという。

 

別の外交筋はAFPに対し、ASEAN憲章の第7条は10か国の首脳が緊急事態に対処することを認めており、これが行動の基礎になるだろうとしている。

 

カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相は、ASEAN議長国としての役割の一環としてミャンマー特使を務めており、27日の会議では議長を務める。

 

カンボジア外務省のChum Sounry報道官によると、具体的な行動と当初は9月に予定していた特使の3度目の訪問について話し合うため、チームをミャンマーに派遣してミャンマー側からの回答を待っている段階である。

 

ミン・アウン・フライン国軍総司令官は2年連続でASEAN首脳会議に招待されておらず、外交官トップのウンナ・マウン・ルイン氏は2月と8月の閣僚会議から除外されている。

 

 

 

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