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<写真:Khmer Times>
カンボジア労働職業訓練省は、一部の悪徳ブローカーによる「オーストラリアで就職するカンボジア人労働者を合法的に斡旋する」という就職詐欺宣伝の存在を受け、騙されないように呼び掛けている。
同省によると、オーストラリアの就職斡旋は偽物であり、両国とも合法的な雇用交換プログラムについて未だ協力していない。
同省のIth Samheng大臣は5日、オーストラリアのJustin Whyatt駐カンボジア大使と会談し、両者は雇用部門に関連する多くの緊急課題について協議を行った。
両者は「オーストラリアでの農業・漁業分野におけるカンボジア人労働者の雇用を誘致する詐欺を防止するための協力に関する協定書」と題する新しい覚書(MoU)の提案について具体的な内容を協議した。
現時点では協議段階であり、両国ともに同覚書への署名準備はできていない。
同会談後に労働職業訓練省は声明を発表し、悪徳ブローカーの広告には十分注意するように呼び掛けた。
民間紹介会社を通じたカンボジア人労働者の海外雇用は同省の認可制であり、カンボジアと協力関係にない国への労働者派遣の申し出は詐欺で、人身売買の可能性がある。
カンボジアの人権NGO「Centre for Alliance and of Labour and Human Rights(CENTRAL)」によると、現段階ではオーストラリアで仕事の依頼を受けたカンボジア人が騙されたというケースは報告されていない。
同NGOはカンボジア人の被害を防ぐため、政府や市民社会組織がカンボジアの協力国に関する情報を明確に発信する必要があると指摘する。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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