ASEAN最大の貿易相手国ベトナム、二国間貿易は全体の約50％

＜写真：Khmer Times＞

2023年1月〜5月にカンボジアと東南アジア諸国連合（ASEAN）加盟国間の二国間貿易で、ベトナムが全体の50％近くを占め、ASEAN加盟国の中で最大の貿易相手国となった。

同期間における両国間の貿易額は前年同期比約3％増の28億ドル（約3988億8700万円）超となっている。

カンボジア商務省の発表によると、カンボジアは13億ドル（約1851億9700万円）相当の商品をベトナムに輸出し、合計15億ドル（約2136億8900万円）以上の商品をベトナムから輸入した。

プラスの貿易成長によってベトナムはASEANで最大であるだけではなく、カンボジアの全貿易相手国の中で中国、アメリカに次いで3位となっている。

カンボジアの対ベトナム輸出の伸びは主に収穫量増加による農産物の出荷増によってもたらされ、主な輸出品目は米やゴム、カシューナッツ、キャッサバ、トウモロコシ、バナナ、マンゴー、タバコ、天然資源などである。

ベトナムからカンボジアへの主な輸入品は建設資材や機械、燃料、電気・電子機器、肥料、調味料、野菜、果物などであった。

両国間の貿易高は近年上昇を続けており、2010年～2015年は年平均18.5％、2015年～2020年は21％を超えている。

また、新型コロナウイルスの流行下にもベトナムはカンボジアの貿易相手国トップ3に入っており、二国間貿易額は2020年から79％以上急増して2021年には95億4000万ドル（約1兆3600億円）に達し、2022年には約11％増の105億7000万ドル（約1兆5000億円）に達した。

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