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<写真:Khmer Times>
カンボジアで中国製の電気自動車(EV)の人気が高まっている。
同国の貿易商であるKim Kheangさん(25)は、ガソリン代の節約と環境への配慮から中国製EVの導入を決め、プノンペンで紅旗のEVを購入した。
Kheangさんは新華社の取材に応じ、月300ドル〜400ドル(約4万4200〜5万8900円)であったガソリン代が半分になり、環境保護が期待できると述べた。
また、EV価格はガソリン車と変わらないことを指摘し、「紅旗は中国の高級ブランドであり、デザインが美しい。品質が優れており、コストパフォーマンスが高いため、最も気に入っている車である」と続けた。
カンボジアの紅旗ブランドの総代理店「Mingyang Guoji Co., Ltd.」でセールス・スーパーバイザーを務めるMoeurng Sokmeng氏によると、政府がEVの導入を推奨して以降、消費者の間でガソリン代の節約や環境への配慮といった利点が認識され、関心が高まっている。
現在同社では小型から大型まで様々なEVを供給しており、消費者からの支持が強いという。
紅旗のEVはわずか9ドル(約1330円)でフル充電ができ、431kmの走行が可能である。この距離をガソリン車やハイブリッド車で走行する場合、30ドル(約4420円)のガソリン代が必要となる。
中国からLetin MengoのEVを輸入しているCar4you社でEVマネージャーを務めるUdom Pisey氏によると、EVはガソリン車やディーゼル車と比べ、部品の数が非常に少ないため、メンテナンスや修理のコストが低い。
また、EVの充電は簡単で環境にも優しく、EVを使用することで経済的な効果もある。
EVの価格はガソリン車やディーゼル車と同等であり、政府はEVの普及促進に向け、輸入税を引き下げている。
また、公共事業運輸省のデータによると、2023年2月の時点で国内では約800台の新しいEVが登録された。
カンボジアは2050年までに二酸化炭素の排出量を削減する目標を持っており、政府はEVの普及を奨励し、従来の内燃エンジン車の税金と比較してEVの輸入税を約50%引き下げている。
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