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<写真:Khmer Times>
9月からカンボジアで開始されたプラスチック使用削減キャンペーンに、国内の9000以上の学校から生徒100万人以上が参加している。
環境省は9月1日を「今日、私はレジ袋を使いません」というテーマでプラスチックの使用を減らすキャンペーンの開始日と定め、トボンクムン州O’Raing Ov郡の全44校の生徒と教師が参加した。
同省の最新情報によれば、生徒はプノンペン都と24の州のうち19州からボランティアとして参加しており、人数は100万人以上に上る。
週末にキャンペーンに参加したコンポンチュナン州のノロドム・スラマリット高校の10年生であるNy Seanghaiさんは、プラスチックの使用を減らすという同省のキャンペーンを全面的に支持すると述べた。
Seanghaiさんによると、このキャンペーンは、国民が日常生活でレジ袋の使用を減らし、環境汚染を減少させることに貢献するため、非常に重要である。
Seanghaiさんは不適切に管理されたプラスチックごみが環境や公衆衛生に害を及ぼす可能性があると考えており、「若者として私はレジ袋の使用をできるだけ減らすことを約束する。もし使用したらゴミ箱に捨てるなど、適切に管理するつもりである」と話した。
9月30日にコンポンチュナン州で行われたキャンペーンの中で、Eang Sophalleth環境大臣は、世界におけるプラスチックの使用が環境や人間、動物の幸福に問題を引き起こしていると述べた。
新政府の2023年〜2028年までのペンタゴナル戦略の第1段階では、天然資源の管理と環境の改革を優先課題の1つとして考えている。
Sophalleth環境大臣は、環境省はすべての都市コミュニティと学校がゴミ収集サービス、輸送、埋立地を持つことを保証するため、都市の固体、プラスチック、有害廃棄物の管理を強化する計画であり、すべての利害関係者、特に準国家行政との協力を強化していく予定であることを明らかにした。
同省の報告書によると、経済や生活水準の成長と日常生活の現代的な概念の組み合わせが、カンボジアでのプラスチック素材、特にビニール袋の使用増加を招いている。
カンボジア人1人当たりの1日の平均使用量は4枚で、全国では1日に合計5500万枚、280トンのビニール袋が使用されていると推定される。
レジ袋以外にも、皿や発泡スチロールの容器、コップ、スプーン、フォーク、ナイフ、ストロー、プラスチックの箱など、食事や飲み物に使われるプラスチック製品も存在する。
コンポンチュナン州のSun Sovannarith知事によると、都市人口の増加や各分野での急激な社会経済的発展が、同州にいくつかの課題をもたらしている。
この発展は環境や生態系のバランス、都市の美観、公衆衛生、社会福祉にも「負の影響」をもたらしているという。
Sovannarith知事は、現在、人口や経済の成長、消費態度の変化、食品包装などの材料へのプラスチックの使用増加、廃棄物分別の知識不足などによりプラスチック廃棄物が増えていると指摘した。
州都のコンポンチュナン市では、固形廃棄物の増加や土壌・大気の質の低下、騒音、振動、プラスチック廃棄物の増加、緑地の不足といった問題に直面しており、各関連機関や当局と連携して適切でタイムリーな解決策を模索しているという。
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