2024年のカンボジアのGDP成長率、IMFが世界14位と予測

2024年のカンボジアのGDP成長率、IMFが世界14位と予測
2023年10月30日 09時39分 公開
2024年のカンボジアのGDP成長率、IMFが世界14位と予測

<写真:Khmer Times>

 

国際通貨基金(IMF)が2023年10月に発表した世界経済予測によると、カンボジアは2024年のGDP成長率が上位15カ国に入る見込みである。

 

IMFはカンボジアの経済がASEAN地域で最も高い6.1%で成長し、マカオ特別行政区(27.2%)を頂点としたランキングで14位に入ることを明らかにした。

 

IMFは10月18日から2023年10月31日まで、マクロ経済の発展、見通し、政策についてカンボジアの各機関と協議している。

 

カンボジアの経済成長は、農業、製造業、観光業、建設業などの多様な産業に支えられている。

 

プノンペンのアドバイザリー会社VDB Loiに勤めるEdwin Vamderbruggen氏は、主な成長分野として、「エネルギー生産、特に再生可能エネルギー、送電、銀行や保険などの金融サービス」などを挙げた。

 

不動産開発、産業、公共インフラの分野でも注目度の高いプロジェクトがあるという。

 

政治的安定や外国からの投資や援助も成長を促進している。

 

カンボジア中国商会副会長のVichet Lor氏は、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定と一帯一路構想(BRI)は、カンボジアの2050年までに高所得国になるという目標達成のために有効な経済・金融の手段であると述べた。

 

同氏によれば、フィンテックのASEAN地域での拡大が成長の鍵の1つである。

 

カンボジアの経済成長には課題も複数存在する。

 

たとえば、人口の高齢化や教育や医療などの社会サービスの不足、環境問題や気候変動への対応などである。

 

これらの課題に対処するため、政府や民間部門が協力して取り組む必要がある。
 

 

 

 

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