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<写真:scmp.com>
アメリカとベトナムは、カンボジアのフナン・テコ運河が軍事目的で利用される可能性があることを懸念している。
分析家は同運河が中国の軍事プレゼンスをプノンペンで強化するために利用される可能性があると指摘する。
アメリカは17億ドル(約2603億4990万円)の運河プロジェクトについて、カンボジアにより大きな透明性を求めている。
フン・セン元首相は諸国の懸念を拒否し、運河は農業活動を促進するためにのみ使用されると述べた。
計画されている運河は、アメリカが注目する中国資金による最新のインフラプロジェクトである。
プノンペンから沿岸のケップ省にかけて約180kmにわたる同運河の建設は、2024年後半に始まる予定で、国営の中国橋梁道路建設公司が10月の一帯一路イニシアチブサミットで開発契約を獲得した。
カンボジア初の内陸河川浚渫プロジェクトとして宣伝される同運河は、約4年の建設期間を経て完成し、スエズ運河よりもわずか16km短い総延長を誇ることになる。
多くのインフラプロジェクトと同様に、軍事目的で利用される可能性があり、隣国ベトナムからも同様の懸念が寄せられている。
ベトナムの学者たちも、このプロジェクトがタイ湾からの軍艦の輸送を支援する可能性があると懸念しているという。
また、環境への影響も懸念されており、これにはメコン川から水を逸らすことも含まれる。
プノンペンのアメリカ大使館のウェスリー・ホルツァー公共外交官は「当局はメコン川委員会と密接に調整し、追加のプロジェクトの詳細を提供する必要がある。任意の環境影響評価に完全参加し、MRCと加盟国がプロジェクトによる影響を完全に理解、評価、準備可能とするように支援を求める」と述べている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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