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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアとアメリカがオンライン詐欺との戦いで協力を強化しており、両国は正確かつ具体的な情報の交換を通じて、オンライン詐欺の抑制に向けた取り組みを進めている。
国家警察の声明によると、国家警察長官のサー・セット将軍と在カンボジア米国大使のW・パトリック・マーフィー氏が10日に会談し、オンライン詐欺問題について合意した。
声明には「両者は犯罪の防止と取締りに向けて、具体的で明確な情報交換を強化することを誓い、特にその背後にあるネットワークに焦点を当てることに合意した」と記されている。
さらに、カンボジア国家警察の関連する警察官の能力構築に焦点を当てた犯罪との戦いにおける協力の確立についても合意した。
アメリカ側は同国政府が開始した国内外の研修を通じて、カンボジア国家警察の警察官の訓練を継続的に支援することを約束している。
任期満了間近のマーフィー大使は10日に内務省でセット将軍に表敬訪問を行った。国家警察は米国大使及びその代表団の訪問を歓迎し、高く評価したと述べている。
セット将軍はカンボジア国家警察によるあらゆる種類の犯罪との戦いの現実を見てくれたマーフィー大使に感謝の意を表した。
マーフィー大使は自身のソーシャルメディアXに、セット将軍と国際犯罪との戦いについて協力する話し合いをしたことを投稿した。
マーフィー大使は「米国の訓練は子供を守り、人身売買を防ぎ、薬物と戦うことを目的としている。我々は人身売買とサイバースキャムの終結を切望している」と述べた。
内務省の国務長官であり、国家対人身売買委員会(NCCT)の副委員長であるチョウ・ブン・エン氏は、両国の協力が人身売買、オンライン詐欺、および国際犯罪の取締りにおいて優れた成果を上げていると述べている。
しかし、継続的な課題に対応するためには、カンボジア警察に更なる技術支援と専門知識が必要であるとも指摘した。
ブン・エン氏は「カンボジアは行動を重視しており、オンライン詐欺や人身売買との戦いでアメリカからの支援に同意してもらえたことを嬉しく思う」と述べ、「犯罪と効果的に戦うための更なる米国の支援を要望する。これはカンボジアを含む世界中の関心事であり、国際市民社会および国際社会との協力を求めている」と付け加えた。
ブン・エン氏によると、人身売買の方法には変化が見られ、過去にはブローカーが個人と直接会って彼らを騙して被害者にさせようとしたが、現在はオンラインの会話を通じてターゲットを誘引しているという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。