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<写真:Khmer Times>
フン・マネット首相は6日、カンポット州で行われたカンポット多目的港の開港式において、フナン・テチョ運河プロジェクトの着工日が8月5日と正式に発表するとともに、同プロジェクトを妨害しようとする一部のグループに惑わされないように国民に呼びかけた。
同首相は「このプロジェクトについて判断を下すことなく、2024年8月5日に正式に着工するので引き続き支援をお願いしたい。これは国民全体の利益のために建設されるので、我々の発展を支援してほしい」と述べた。
また、政府がこのプロジェクトのために海外から資金を借りているという一部のプロパガンダに対しても反論した。
同プロジェクトは、シアヌークビル自治港、プノンペン自治港、および民間企業との共同事業であり、51%の国内投資と残りの部分を海外投資家がBOT(建設・運営・譲渡)契約の下で賄うことになる。
同首相は「このメガプロジェクトに反対するキャンペーンを行っている者たちは、無駄な時間を過ごしている。
我々は2024年8月5日に建設を開始する準備ができている」と述べた。
同プロジェクトは他国の利益のためではなく、今も未来もカンボジアとその国民の利益のためであると強調し「一部の反対派政治家がプロジェクトへの信頼を失わせ、抗議させるために煽動しているが、そんな煽動に惑わされてはいけない」と語った。
特定の反対派政治家の名前には言及しなかったが、元反対派リーダーのサム・レンシーを暗に指しているとみられる。
同首相は「カンボジア国民の利益に反対する海外の古い政治家がいる。すべてに反対するのはやめてほしい。国益にかなうことに対しては、カンボジアが発展する機会を与えてほしい」と述べた。
また、同プロジェクトがカンボジア国民を団結させたとも語り「他のプロジェクトよりも投資額が少ないにもかかわらず、フナン・テチョ運河プロジェクトは全世界のカンボジア人に支持されている。この精神を持続させ、プロジェクトを妨害しようとする一部の反対派の煽動に惑わされないでほしい」と訴えた。
また、運河沿いに住むすべての人々にプロジェクトを全面的に支援するよう呼びかけ、影響を受ける家族には適正な補償が行われると約束した。
プロジェクト沿いの土地を購入する投機家には注意を促し、少なくとも1640戸から2000戸の家屋が影響を受けるという。
同首相は「これらの影響に対処するが、報酬は全国数百万人と将来世代に渡る。したがって、フナン・テチョ運河の建設を支持し、その建設が停滞することなくスムーズに進行するように協力してほしい」と述べた。
5月にカンボジア開発評議会(CDC)の第一副議長であるソン・チャントール副首相は「フナン・テチョ運河建設の影響は避けられないが、政府はフェアな補償と再定住を計画している」と記者会見で述べていた。
フナン・テチョ運河は、メコン川のタケオからケップに至る180kmの運河である。そのルートは、カンダル、タケオ、カンポット、ケップの4つの州を通り、沿岸に住む160万人を包含する。
同プロジェクトには3つの水路ダム、11の橋、208kmの歩道、航行援助装置、およびその他の河川横断インフラが含まれており、BOT契約の下で約17億ドルの費用が見込まれている。
完成後には農業活動の促進、雇用機会の創出、プノンペンから海へのコンテナ輸送コストの削減が期待されている。
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