日本とカンボジア、平和と繁栄に向けた協力を継続

日本とカンボジア、平和と繁栄に向けた協力を継続
2024年07月09日(火)00時00分 公開
日本とカンボジア、平和と繁栄に向けた協力を継続

<写真:Khmer Times>

 

8日に日本とカンボジアは地域の平和と繁栄のために、二国間および多国間協力を継続することを約束した。

 

この約束はフン・マネット首相と日本の上川陽子外務大臣の約90分にわたる表敬会談の中でなされた。上川大臣は公式訪問の一環としてカンボジアを訪問している。

 

上川大臣は今後の二国間協力について、カンボジアの持続可能性を強化し、人材育成と日本の技術の活用に重点を置きながら、社会価値の共創を進めたいと表明した。

 

フン・マネット首相は包括的戦略的パートナーシップのもとで両国間の協力をさらに進めたいと述べている。

 

また、上川大臣は水分野とデジタル技術分野での協力を進めたいと述べた。これらの分野は日本の強みであり、カンボジアの持続可能性とデジタル経済社会の発展に寄与するとしている。

 

デジタル技術分野では、「共通議題創造イニシアチブ」を進めたいと述べ、日本の専門知識を活用してカンボジアの通信インフラ、特に5G技術の開発とサイバーセキュリティ強化を進める意向を示した。

 

さらに、上川大臣はシアヌークビル港を地域のハブ港および物流拠点として発展させるための協力を進める意向を示し、日本企業からの投資誘致に協力すると述べた。

 

また、プノンペン送電・配電システム拡張プロジェクトに対して80億円のODAローンを提供することを日本政府が決定したことを発表した。

 

安全保障の分野では、上川大臣は日本の海上自衛隊のレアム基地への寄港を通じてカンボジアと協力したいと述べ、フン・マネット首相は日カンボジア間の安全保障協力の進展を歓迎し、海洋協力を重視していると述べた。

 

上川大臣は長年にわたる日本とカンボジアの協力に基づく人道的地雷対策の第三者支援の進展を歓迎しており、カンボジアと協力して第三者支援を推進し、地雷除去技術を開発し、国際社会での認知度向上を図りたいと述べている。

 

また、両者は東シナ海および南シナ海の情勢やイスラエルとパレスチナを巡る情勢など、地域および国際社会のさまざまな問題について意見交換を行い、ウクライナに対するロシアの侵略、北朝鮮、ミャンマーの情勢など国際問題で協力することで一致した。

 

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